しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

小学校の施設環境

2012年11月12日 | Weblog

先日(10日土曜日)に統合予定の小学校を4校訪問した。驚いた事がいくつかあった。

小生が通学していた頃の学校環境と随分異なっていた。そばらしい教育環境に変わっていた。

1学級30人制での少人数教育。コンピューター教育の徹底。驚くことに一人1台のPCが配置されていた。ピカピカの薄型モニターとハードデイスク、真っ白な操作板。コンピュータールームは大きい部屋が専用に設置されていた。ランチルームもあった。給食は教室で取るのでなく、ランチルームで取る。専用のエレベーターもある。給食用の調理鍋はガラス張りだ。

1階の体育館に抜ける道に外から見える調理室となっていた。食欲が湧く。

家庭科室も素晴らしい。一人1台のミシン。電子レンジ、折りたたみ収納のガスレンジ。理科実験室も整然と器具が並んでいる。図書室もPC端末が数代並び、貸出システムが司書室前に設置されていた。畳敷の低学年読書コーナーもあった。

体育館はあまり代わり映えしない。プールもそうだ。

力を入れている教育環境は「PC」「理科実習室」「図書室」「ランチルーム」「家庭科実習室」に力が入っている印象だ。

小生が小学生だった頃は素足の通学生がまだ大勢いた。グランドに足洗い場があって、教室に入る前に足を洗って入ったものだ。1教室60人からの生徒がいた。全校で2000人近い生徒が学んでいた。木造校舎。あちこちに釘が出ていて、保健室はけが人でいつも溢れていた。先生も熱意にあふれていた。全員が100点を取るまで続けた漢字テスト。いじめっ子には正義の鉄拳。ピンタの指導など当たり前だった。劣悪な環境でも勉学の練度は高かった。

これだけの設備の違い。今の生徒は飛躍的に学力が上がるかと思えば「ゆとり教育」ということでさっぱり、学校では成果の上がらないシステムがあったようだ。塾文化が外部に広がっていった。

この国はもったいないシステムがけっこう介在している。良い環境があるのに活かしていない。原因はどこにあるのか。「ゆとり教育提唱者の日教組」か、「塾、予備校」を増やして外部に教育の責任を移設しようとした文科省の責任か。

政争が尽きず、国会審議が空転している政治家の質の低下と人材不足が原因かも。


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