しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

日本の富裕層は360万人

2012年11月28日 | ニュース

クレデイ・スイスは22日、2012年度「グローバル・ウエルス・レポート」を発表した。

同調査は、世界の富に関する包括的な調査分析レポートで、今回で第3版となる。それによると、欧州債務危機及び世界的な景気減少を背景に、世界の家計の富の総額は2011年中期から2012年中期の過去の12ヶ月間で、12・3兆ドル、前年比で5・2%減少し、約223兆ドル(約1京7394兆円)となった。

世界の家計の富の減少は2008年に起きたリーマン・ショックに端を発する世界金融危機以降初となる。

地域的に見るとアジア太平洋地位は「総額74兆ドル」で1位となった。欧州「69兆ドル」米国「62兆ドル」だった。日本については東日本大震災による景気後退がマイナス影響したにもかかわらず、前年比1・3%増の「28・1兆ドル」に拡大し世界2位の座を堅持した。 (1位は米国)

成人1人あたりの富の平均額が最も大きい国は「スイス」で47万ドル、2位は豪州で35万5千ドル、3位ノルウエー32万6千ドルと続く。日本は5位で26万9千ドルだった。

個人の純資産が5千万ドルを上回る超富裕層は全世界で「8万4500人」と推計。米国が世界全体の45%に相当する3万7950人で最も多く、次いで中国が4700人、ドイツが4000人、日本は4位の3400人、英国3200人、スイス3050人となった。

日本における純資産額「100万ドル以上」の富裕層は前年比8万3千人増の「360万人」となり、米国に続いて世界2位となったことが判明した。また、1万ドル以上の富を保有する成人人口の割合は「95%超」、10万ドル以上の富の保有割合は「62%」と、世界の平均水準の「約8倍」という高い比率となっていることも判明した。

驚きだ。日本は豊な国なのだ。10万ドル(約800万円)以上の資産保有者が62%存在するということは世界平均水準の「8倍」ということなのだ。「100万ドル」=(約8千万円)以上の資産保有層が「360万人」存在する。47都道府県で割れば「7・6万人」一県に10万人近い資産家が存在する。

共産党が富裕税の新設を提案している根拠かも。相続税を払う人が5%に過ぎない日本の税制。高額所得者の「非公開」政治家の資産公開の「評価額のからくり」。案外気がつかなかった。世界的視野で見れば「日本はまだ恵まれている」。

驚く水準の公務員の所得水準。堅固な官僚機構ところころ替わる政治家の能力不足。主導できない政治貧国の遺産=資産が世界に冠たる富の蓄積を産んだ要素だったかも。

すこし、解ってきた感がある。不動産価格、資産価値、証券業界、日本の税制度の改革の遅れがこの事態を生んでいる。

保守復権、自民党、右派政治の復権で日本はどう変わるか?維新の会がキャステイングボードを握る気がしてきた。


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