しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

お盆の話題

2013年08月14日 | Weblog

13日の早朝に子どもたちを引き連れて墓掃除に出向く。

マジック、箒、ちりとり、たわし、バケツ、千枚通し。必需品だ。墓石に刻まれた文字が風化している。初代が建立した墓石は今から60年前のものだ。表面の名前は深堀りだが、裏面の建立年月日、建立者、建立時の想いなどは薄れて来ていた。

マジックで塗り直す。毎年の作業だが、けっこう手間だ。今年は子どもたちにやらせた。書き終えると水を手杓でかけ、たわしをかける。周囲を箒とちりとりで清掃する。

手桶2杯の水できれいになった。墓の住民であるご先祖様も喜んでくれていると思った。

早朝の清掃を終え、朝食だ。午前中には家族全員でお参りに行く。本堂で卒塔婆を受け取り、墓の前に並べる。50年を過ぎたご先祖様の卒塔婆は省略させていただいた。墓の前に並べきれなくなるからだ。それでも4本の卒塔婆。ねんごろに念仏を唱え、今年もお盆のお参りを終えた。

帰宅すると午前中に2組の来客。午後からと思っていたので少々あわてた。

家内が買い物に出かけていた。一人で来客対応。男は慣れていない。冷蔵庫の麦茶を出すのがせいぜいだった。

わが家のルーツ。 数百冊の遺品のアルバムを1冊にまとめたものがあった。

これを見せたら場がもった。写真にわかる限りの注釈もある。かっては、そこそこ地域の有名人だったようだ。

お参りに来てくれた親戚とも昔の写真の話題から記憶を辿る話題が続く。父の出征写真。

60年前の初代わんこ「愛犬ロック」の写真。かってあった庭の池で遊ぶ兄(3歳位)、関東大震災当時の紙芝居。100年前の絵葉書。かって文通していた外国人との交流はがきだ。

100年前に銀行の外国為替の担当だった家族のルーツ。父も銀行員であった。祖父は運輸業の支店長だった。過去の歴史は写真が頼りだ。

ルーツを確認して自身を省みる。家族に自分の後姿を見せ続けることが残された遺族の務め。多くの歴史とご先祖様の労苦の土台の上に今の家族があるのだ。

ご先祖様は大切に!。そんな想いで13日のお盆の一日は過ぎていった。

 

 


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