100年の歴史を有する中学校が閉校する。
閉校準備が佳境に入っている。記念碑、記念誌、お別れ会。部会にわかれて、委員が参画、作業をすすめている。
昨日は記念誌の最終校正があった。実にすばらしい出来栄えであった。
膨大な卒業アルバムの中から選ばれた写真。選考委員は年代別に選んでいる。
昭和の初期以前はアルバムそのものが無い。古い時代の卒業写真はセピア色だ。
教員の服装、生徒の服装。一見して時代がわかる。2000人を超えた在校生がいた時代の写真。実に数多くの優勝トロフイを1年間で獲得している。
学校教科だった夏の水泳風景、薙刀部の活躍。クラーク博士の前での女子学生。
京都映画村、学校校舎の建て替えと引越し風景、人文字での校名表記写真、集合写真は懐かしい顔ばかり。編集委員の数の多くは自身の姿を探し、当時の記憶が色濃く出ている1枚を選んだはずだ。
何度も足を運んでいただきと学校関係者から声をいただくが、今の学校関係者はこの学校の卒業生ではない。
編集委員こそが、卒業生であり、一層思いいれがあるのだ。残された半年、何度でも呼んでほしい。懐かしい母校を訪れることができる貴重な時間、数少ない編集委員に選んでいただけた事柄に感謝することは多いが苦労に思うことは無いのだ。
懐かしい学校の閉校事業に携われて感謝、感謝のひとときであった。校長、教頭、アルバム編集委員の校門での見送りもあった。