借金大国の問題として今、注目のギリシャの財政破綻問題。日本と似た点はないか調べてみた。
ギリシャの財政破綻の理由は
前の政権の粉飾決算。があったこと。
1・ギリシャの公務員は総人口の10%
2・ギリシャの公務員は労働人口の25%
3・ギリシャの年金支給年齢は55歳
4・ギリシャの年金支給額は収入と大差ない水準(95%)
5・ギリシャの生活は市民の脱税が一般的になっていた。
ギリシャの労働人口4人に一人が公務員という公務員天国であった。
競争力の高い製造業を持たないため貿易赤字が減らない。ユーロに加盟しているため、通貨安(ユーロ)で恩恵を受けない。
資源輸入国であり、ユーロ圏からの輸入が減らない。
自国通貨なら通貨安から輸出増となるが、ドラクマ復帰はもっと悪い選択肢。
政府が取った緊縮策と現状
国家の信用力下落。
1・ギリシャの失業率は20%以上になった。
2・ギリシャの若者失業率は50%以上となった。
3・ギリシャの信用力低下で資金が流出した。
4・ギリシャの国家公務員を大量にリストラした。
5.ギリシャの年金開始年齢と支給額を引き下げした。
6・ギリシャは増税と税制強化を図っている。
日本は公的年金の支給開始年齢が65歳(国民年金)で公的年金所得代替率は「35・7%」なのに
ギリシャは実に55歳年金開始で年金所得代替率はなんと「95・7%」に達していた。
脱税も年間2兆円に上り、税収見込みの2割に相当した。
日本は貿易黒字が続いている。国債残高1,000兆円の2倍の国内資産がある。
円安が続き、輸出競争力が維持できればギリシャと比較される理由はない。
それにしても、脱税問題、公務員の更なる削減、給与水準の見直し。年金支給年齢、等
財政健全化に沿った改革を進めて財政支出を削減しないと次の世代に禍根を残す。