国際NGO「国境なき記者団」(本部パリ)は20日、2016年の「報道の自由度ランキング」を発表した。
日本は、対象の180か国・地域のうち、前年より順位が11下がって「72位」だった。特別秘密保護法の施行から
1年余りを経て、「多くのメデイアが自主規制し、独立性を欠いている」指摘した。世界的にも報道の自由は損なわれつつあるという。
日本は10年には11位だったが、年々順位を下げ、14年59位、15年は61位だった。「国境なき記者団」はかねて、取材の方法しだいで記者も
処罰されかねない特定秘密法に疑問を呈していた。14年12月に同法が施行された後、メデイアが自主規制に動くのは、
「とりわけ首相(安倍晋三)に対してだ」とした。
「良い状況」「どちらかと言えば良い」「問題がある」「厳しい」「とても深刻」の5段階では、日本は「問題がある」に位置づけられた。
ランキングは、インターネットへのアクセスなどを含めた「インフラ」や「メデイア環境と自主規制」といった独自の指標に基づいてつくる。
世界全体で、テロの脅威とナショナリズムの台頭、政治の強権化、政治的な影響力もあるような富豪らによるメデイアの買収などを背景に、
「報道の自由と独立性に対する影響が強まっている」という。
以上朝日新聞デジタル 4月20日配信より。
報道の自由度ランキング(カツコ内は昨年順位)
1フインランド(1)
2オランダ(4)
3ノルウエー(2)
4デンマーク(3)
5ニュージーランド(6)
16ドイツ(12)
18カナダ(8)
38英国(34)
41米国(49)
45フランス(38)
72日本(61)
77イタリア(73)
148ロシア(152)
176中国(176)
177シリア(177)
178トルクメ二スタン(178)
179北朝鮮(179)
180エリトリア(180)
驚きです。日本はもう少し報道の自由度は高いと思っていた。
こんな事までと思われるささいな事まで民放は一日中報道しているような印象があった。
案外特定の分野に限り報道し、特定な部分は自主規制が強まっているということか。
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