年度末が近い。新年度の準備が必要。役員改選もある。引継文書を作成する。会則の準備をして口座を新規に開設する必要もある。資料を探す。けっこう手間がかかる。紙ベースで資料を探す。実はデータとして納めた筈の資料がみつからないことが多々あるのだ。理由はPCの更新だ。4年~8年でPCを更新している。古いデータを新しいPcに移す作業に漏れが多いのだ。永久保存、5年保存、3年保存、1年保存、区別がされていなかった。会社組織はけっこう文書管理はされているが、地域でそれも町内会レベルでは徹底が難しい。地域は役員の高齢化が目立つ。多くは70代だ。PC操作を学校教育で受けていない年代である。資料を紙ベースで保管して来た時代の人間である。PC操作を若い部下に指示して自身は覚えてこなかった。そのまま退職してきた。自身では使いこなしてこなかった。地域に入る。さあ困ったとなる。地域の同類は皆PCが苦手なのである。今更恥ずかしくて聞く事もできない。電卓はたたけてもエクセル操作が判らない。ソート機能が使えない。相変わらずの手作業計算で膨大な事務作業を会計の素人さんに頼んでいる。科目分けは地域の事情に詳しい人でないと難しい。そのレベルとなると高齢の会長と似た年代の人となる。その年代の人はエクセル操作に慣れていない。ソフトも知らない。かくして旧態然とした決算資料が延々と引き継がれてゆく。こなかった行政は近年「地域、地域」と声高に地域の引退老人の組織に行政参画の会議に呼びかけを強めている。
地域の実情は70年代の高齢者組織であること。その年代で学んできた事、学べていなかった事に留意してほしい。会計担当には格安で利便性の高いソフトの提供、研修会の案内を企画してほしい。アウトリーチとヒアリング。重要です。