岐阜県関市の山間にある、10×20㍍ほどの無名の小さな池に
連日、大勢の観光客が詰めかけています。
「モネの池」の愛称で親しまれていますが、正式名称ではないそうです。
この名もなき池が、印象派の巨匠クロード・モネの絵画「水蓮」
によく似ているので「モネの池」と、呼ばれるようになり、
いまやこの名が定着してしまいました。
地元の人やアマのカメラマンのみが知る池でしたが、3カ月ほど前、
名古屋でテレビ放映されたのがきっかけで場所や、行き方などの
問い合わせが殺到。その後もTVや雑誌の取材攻勢が続き、
一躍、有名スポットになってしまいました。
観光協会の人の話では、観光案内にも載っていないので、
PRしょうと考えておられた矢先、アッと言う間のこの
大フィーバーに、嬉しい悲鳴を上げておられました。
これが「モネの池」。
この小さな池が、今
観光客を引きつけています。
透明度が高く、水草の間を錦鯉がのんびりと遊泳。
普通の池だと水蓮の葉は、時季が来ると枯れてしまいますが、
池の底から水が湧き出し、水温が一定に保たれているので、
水蓮の紅葉まで楽しめます。
私の写真ではうまく表現されていませんが、
本当はもっと透き通ったブルー色。
私が訪れた日はあいにくの曇り空。
「光のモネ」と言われているような、
光の効果を、残念ながら
よう出しませんでした。
見に行かれるのでしたら、
晴れの日をおすすめします。
水蓮が咲く6月が一番だそうです。
ひっきりなしの人の波。私がおりました夕方
近くまで、途切れる事はありませんでした。
周りの山も紅葉見頃。
この根道(ねみち)神社の参道脇に
「モネの池」があります。
金剛山でも見かけられる、カラスウリの
果実とツルウメモドキ。
このようなかたちで、使われていました。
(2015・11・19)