ヤマユリの濃厚な香りが、漂い始
めました。梅雨の合間を縫って、
ヤマユリの群生地を、3か所ばか
り巡ってきました。
どこも見事の一語。気持ちよさそ
うに、風に揺れるヤマユリ。
この風に「揺る」が、ユリの語源で
あると、言われていますが、、、
ヤマユリ(ユリ科)
アジアには、59種のユリが自生。
日本のユリは15種。
中でもヤマユリは、大きな花を咲
かせる、ユリの王様。球根は苦み
が少ないため、古来から食用にさ
れ、料理百合とも言われています。
プラントハンターの手により、
幕末にヨーロッパに渡ったヤマ
ユリ。その美しさから、欧米の
ユリの概念を変え、
「ゴールド・リリー」と呼ばれ、
外国の商人は、野生ユリの球根
を高値で買い、母国に運んだそ
うです。
シーボルトが30年ほど早く、球根
を持ち帰りましたが、開花させら
れなかったそうですよ。
オニユリ(ユリ科)
北海道から九州に分布。ヤマユリ
同様、球根は食べられます。江戸
時代には食用として、栽培されて
いたそうです。
オニユリは種子を作らず、葉の付
け根に数多く、ムカゴを付けます。
このムカゴを、土をかけずに、土
の上に置いておくと根が出、3年
ほどで花を咲かせます。
ウバユリ(ユリ科)
ヤブカンゾウ(ススキノキ科)
カリガネソウ(シソ科)
ミソハギ(ミソハギ科)
アカバナ(アカバナ科)
ナツフジ(マメ科)
ミゾカクシ(キキョウ科)
キキョウ(キキョウ科)
ヒヨドリバナ(キク科)
ヨウシュヤマゴボウ果実
(ヤマゴボウ科)
ノリウツギ(アジサイ科)
ハエドクソウ(ハエドクソウ科)
ツユクサ(ツユクサ科)
マタタビ果実(マタタビ科)
ヤブラン(キジカクシ科)
ヤブミョウガ(ツユクサ科)
撮影中のお客様は、カマキリ君。
ヤブカンゾウを撮っている時、葉
っぱの上で、お食事中でした。