金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

葛城古道のヒガンバナ!

2019年10月01日 23時35分33秒 | 写真

 今年は大幅に開花が遅れた、ヒガ
 ンバナ。私が住まいする近辺だけ
 かと思ったら、朝日新聞の「天声
 人語」の記事によると、気象庁が
 観測している、全国18カ所のうち、
 14カ所で平年よりも開花が、遅れ
 たそうです。
 
 遅れは、全国的だったようですね。
 きつい残暑が、植物たちのサイク
 ルを、狂わせたのかも、、、




 ここ葛城古道沿いは、今が盛りと、
 畦道は彼岸花だらけ。
 見物の人や、いいアングルを探す
 カメラの人達で大賑わい。





 私の子供の頃は、彼岸花は縁起の
 悪い花の、代表格でした。
 学校帰りに、田んぼの畦から掘っ
 てきた彼岸花の球根を、家の庭に
 植えると、母親が「曼殊沙華は、植
 えたらあかん。縁起が悪い」と、よく
 叱られました。

 きれいな花なのに、と思いながら、
 元の場所に返しに行ったことも、
 ありました。





 それが今では、もてはやされる
 人気花に。
 天声人語によると、彼岸花の呼び
 名も各地様々で、キツネノタイマ
 ツ、オイランバナ、ユウレイバナ
 など、数百とも千にも及ぶともい
 われているそうですよ。

 私の母親は、マンジュシャゲと呼
 んでいましたが、曼殊沙華は梵語
 で「天上花」のことだそうです。
 昔、お墓地によく植えられたのは、
 このためだそうです。







 無人販売所もありました





 途中、千体石仏で有名な九品寺
 へも、お立ち寄り。

 
 この石仏群は、南北朝時代、この
 地を支配していた楢原氏が、楠木
 正成公に味方。戦に出る前に、一族
 が身代わり石仏を、菩提寺・九品寺
 に奉納したのが始まり。

 実際は、1700体ほどあるそうです。



 風化し、お顔もよくわからない
 石仏が、境内のあちらこちらに



 ちなみに、九品寺は行基が開いた
 お寺さん。本尊・阿弥陀如来坐像
 は、重
要文化財。



 九品寺の近くにある「番水の時計」
 用水路の水を、田んぼに公平に流
 すために、設けられた時計。
 水の番人がこの時計を見ながら、配
 水を調整したそうです。



 左側の小山は、大和三山の
 ひとつ「畝傍山」





 白いヒガンバナは、ショウキラン
 と、ヒガンバナとの交雑種だそう
 です。
 彼岸花は、日本に自生していた
 のではなく、古い時代に中国か
 ら渡ってきた、と言われています。




 1本だけポツンと、黄色の
 ヒガンバナも、、、



 コスモスも見頃を迎えていました。





 ヒガンバナを撮りながら、葛城古
 道をのんびり、歩いてこようと、
 出かけたのですが、暑さにギブ
 アップ。午前中でおしまいにし
 ました。
 それでも、4時間半ほどはヒガン
 バナ漬け。撮りまくってきました。

 それにしてもこの暑さ、いつまで
 続くのでしょうね?


















 

 

 

 

コメント
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