今年もようやく梅雨明けしたのでちょっとでかけてみた。
特にどこかに行きたいわけではなかったけれど、神奈川に住んでいると
どうしても伊豆や富士山方面が多くなりがちなので、今回はちょっと
違う方にむかってみた。
府中で単車を借りて、そのまま甲州街道を少し西へ。
すぐに右折して新小金井街道を経由して新青梅街道。
青梅から秩父に抜ける道があったはず。
特に地図もみないのは目的地などないから。
適当に青梅市街にはいるも、秩父に抜ける道はわからないまま
JRの踏切を避けて右折してみる。
尿意もあったが、コンビニもみるからに混んでいて
立ち寄る気がしない。
道はどんどん山の中に続いていくが、そのままMT-)を走らせる。
道路標識には「成木・軍畑」とあるが、どちらも知らない。
結果的には、その道から秩父に抜ける県道53に行くのは正解だったのだが
MT-09を「軍畑」に向かわせてしまった。
そのまま青梅街道に突き当たってしまい、奥多摩方面に流れてしまった。
で、奥多摩湖で休憩し、尿意を解消して初めてGoogoleMapを参照したら
目的方向からはずれてしまっていた。
ただ、特に幼児や約束があるわけではないので、そのまま丹波山を抜けて
甲州市で早めの昼食をとろうかと走らせてみた。
丹波山を経由する国道411は途中少し狭いところもあるが、拡張された
後半部分は富士を望む快適な道路、決して酷道ではない。
おりから甲州は桃の季節、お土産にしようかとも考えたが近所のスーパーでも
買えるかと思うと背負って帰る気がなくなった。
少しバイク渋滞したが甲州市に降りてきてもまだ10;30。
早朝活動派は、スケジューリングか難しい。
コンビニ駐車場の木陰で熟考したけれど、このまま富士方面では
いつもの道に戻ってしまう。
そういえば、雁坂トンネルを通ったことがない。
そっちにまわって秩父で昼食、そこから青梅にかえって
今日はおしまい。
久しぶりだから無理は禁物。
雁坂トンネルはひたすら長く、寒い寒い。
外は30℃超の真夏日なのにトンネルの中の体感温度は秋風の先だった。
トンネルを抜け、街道をくだり、秩父の街に入ったところ
方々に蕎麦屋の看板がある。
秩父は蕎麦で有名なのかと思い、駐車場のあるお蕎麦屋さんにイン。
蕎麦と野菜の天ぷらをお願いした。
そこから秩父神社を参拝するのだが、秩父駅からとりの汽笛が聞こえる。
「乗ってみたい」と鉄っちゃんの血が騒いだけれど今回は見送り。
またいつか。
お参りさせていただいたあとは、県道53で青梅に戻ったのだが、それでも少し時間が早い。
では、と
もう一度奥多摩湖に涼みにいって、木陰で木漏れ日をあびながら少し昼寝。
昔から夏が大好きなわりに、悲しい別れは夏に起こることがおおい。
今年も、つい先日も30年来の後輩が亡くなった。肺がんだという。
今年は、できればそれだけにしてほしいな・・・と思いながら
サングラスの向こうで夏が始まってしまった。