今年も夏休みが目前にせまってきた
姫さまの部活、王子の野球とスケはいっぱいだ
父が単身であろうとなかろうと家族でいっしょに動けるのは
8月半ばの週だけだ
昨年は、富士山ろくのコテージに泊まって、串カツパーティー
あんまりせこせこしない夏休みにしようということだった
さて、今年は・・・・
当初、家族一致で父のいる大阪はUSJに行ってみようとしていたのだが
いろんなアトラクションで入場料金以外に相当なお金がかかるということで
奥さんが拒否権を発動してしまった
確かに、旅費とUSJだけで相当かかるのだが、お盆にどこかに行けば
相当かかるのは当たり前の話であって、毎回、このコスト論になってしまう
のは、ちょっと嫌になってきた
ひつこく云うつもりはないが
奥さんは、いろんな意味で「守り」ばかり考えている
そして、自分はしっかり将来のことを考えているのだから・・・と思っているらしい
----この後は奥さんに直接話すためのメモ書き
アリとキリギリスの話
奥さんはアリなんだろう・・・、決して悪い話ではない、ありがたい話だ
ただ、あの話でキリギリスは冬になってアリの家を訪ねて、食べ物を乞うのだが
現実の世界ではキリギリスという生き物は冬になる前に次の世代に将来を託して
コロっと死んでしまうのだ
生きとし生けるものは皆そうやって世代をつないでいくことが宿命なのだ
だからこそ、夏から秋にかけてキリギリスはせいいっぱい葉っぱを食べて、誰にも
まけないようにきれいな羽音をだしてつれあいをもとめるのだ
決して、キリギリスはアリに媚びをうったりしない
一方で、アリは地中深い巣の中で冬を越すのもいるらしいし、女王アリ
に至っては10年以上生きるのもいるらしい
というわけで、短い夏を謳歌するか、ここは疲れた身体を休めるかを
いろいろ考えなければならない
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夏休みというのは家族がともにいられる非常に大事な短い時間なのだ
このあと、数年で子供たちは親と歩かなくなり、「一緒に旅行にいく」なんて
まず考えないようになるのだから
義父は楽しいひとだった。
晩年しか知らないが、決して声を荒げない穏やかな人だったが、一方で楽し
いことを好んでやまない人だった
こんな話もある
我々の結婚式はハワイで挙げたが、義父たちにも参列してもらった
初めての飛行機、初めての外国(ハワイ)、緊張していたが誰より楽しんで
くれたように思えた
そして、病で倒れたあとにハワイの話をしたことがあった
「おりゃあ、あんなきれいな海は初めてだった」「びっくらこいた」・・・
義父は美濃の山中に育ったひとなので、あの海に感動したという
人は思い出を持っていつか旅立つのだ
思い出のない人生なんてつまらない
ただ、思い出にはいつも大好きな人がいなければならない
一人ぼっちできれいな海を見てもうれしさは半分だ
恐らく、義父も娘の結婚式でなければ心からあの海を楽しめなかったのではないか
家族とはそういう存在、つれあいとはそんなものなのだ
父は、想像する
宇宙はただの真空がプラスとマイナスに分かれたことから始まるという
どこかでマイナスがあれば、どこがプラスがあるのだ
これは逆説にすると、なにかでプラスをもらったら、少々マイナスでも大丈夫だということだ
こんなことを云っているから、奥さんの機嫌が悪くなるのだが、親兄弟とも離れた
ところで、ものを言えるのは不肖の配偶者だけだから勘弁してもらおう
というわけで、ケチケチせずに夏休みを楽しく過ごそう
そしてアベノノミクスに貢献しよう
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あ、、既に「楽しもうとしている」のが父だけだったら、そう云ってくれ
それも「アリ」だから