Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

2023夏休み

2023年07月29日 | つれづれ

昨日から夏休み。家族の都合もあって旅に出るのは明日からの3日間となる。

もう家族で旅にでるのも最後かと思う。

夏休みだから旅行というのも、旅行に行くなら家族というのもなんだか
ただの慣習であり、あまり意味はないようだ。

夏の暑さに対してどうしようもなかったころには、夏はあまり無理せず
に身体を休めようとしたのだう、その名残が夏休みか。

実際には家庭・職場・教室にはそれぞれ空調があり、エネルギーさえあれば
暑さに窮することはない時代なのでことさらに夏に休む理由はない。

また、家族と云ってもそれぞれの趣向や好みは一つではないので、たとえ
いっしょに旅にでても食事ひとつ決まらないこともある。

そういってしまうと、日頃働いている自分のために色々と気を遣ってくれている
ことにも気づいており、申し訳なくなってしまう。

やはり、お父さんというものは、元気で一人で外遊びしているのがよいようだ。

夏にはいろいろな思い出がある。

自分が育った街は眼前に海が広がり、海岸段丘の間には谷戸が伸びていた。

農業用のため池も多く、田んぼは青く伸びた稲に覆いつくされていた。

海は既に護岸工事が施され、国道がその上を通っていたが、国道を超えて
護岸のテトラポットの先でよく泳いだものだ

もともと遊泳禁止区域でもあってあまり人は来ない場所だったのだが
泳ぐ前に蛸を採るワナをしかけておいて、釣り竿を出したままにして
何時間も海に浮いていた。

海に出ない日は、駅前のデパートか、汽船乗り場近くのゲームセンターで
涼しく過ごしていた。

夕刻、海から帰った後に冷えたルートビアを飲みにA&Wに出かけては
夕立に振られていたような気がする。

高校は共学であり、理系の部活動をしていたので、夏休みは部活上がりに
よくお好み焼きも食べに寄った。

仲の良い女子部員と後輩君を連れて色んな所に出かけた。

花火大会、海水浴、六甲山での合宿、夏休みはいろんなことをして過ごした。

 

自分はいろんなことがやりたくて、やりたくて仕方ない人間。

いろんなことをやってきてまだまだ足りないのだ。満たされてない。

そして、満たされていないのはずっと自分だけ。

周りの人間は、時間とともに歳をとって変わっていき、それぞれの大人になっていく。
大人になってそれぞれなにかに満たされていくようだ。

が、自分はそうではないようだ。

自分はいつまでも、恐らく死にいくその時までも、明日なにをしようか考えているはずだ。

この歳の夏休みはなにをしようか。

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万事そのまま

2023年07月17日 | つれづれ

定年といっても延長雇用によって仕事は変わらず、万事そのまま過ぎている。

日々業務に追われ、朝は8:00すぎに自席について退勤するのは20:00ころになる。

ただ、定年慰労会を開いてくれた元同僚たちが言うには、今回の自分の待遇はなかなか
のものであり、通常はこの位置に居続けるのはむつかしいのだそうだ。

自分自身のことはそんなに特別な人間ではないと思っているのだが、誰かが何か推して
くれてこういう待遇になったのだろう。

だが、いらぬ配慮だ。

自分は、少しゆっくり仕事をするか、もうそこそこ稼いだので余生に入ることを考えていた。

それが、月例給与でいうとほとんど下がらず、年収ベースでは賞与分で1,500千円ほど下がる
だけのイメージとなり、少し余分にもらえてしまうが故に家族はこれを失うことを
「勿体ない」と考えてしまうようだ。

特に奥さんと、アルバイトをして少し世間の金銭感覚に近づいた長女は「ン百万円」と聞くと
これを投げ捨てて「余生がどうの」などと言っている父の考えにはついてこない。

かくして逃げ道のなくなった自分はそのまま延長雇用となり今日に至っている。

収入が下がるどころか前述のように毎日のように時間外勤務を積んでいるので月齢給は
むしろ少し上がっている。

そんな中、今年は定年を迎えたこともあって家族で海外旅行か、少なくとも宮古島
あたりでゆっくり夏休みを過ごそうかと考えていた。

4人家族で1,000千円もあれば・・と考えていたが、これには奥さんから反対意見。

得意の「勿体ない」と「そんなに全員の予定を合わすのはむつかしい」という意見。

確かに一人は高校生なのでなかなか予定が自由にならないのと、自由になる日付が
ピーク時に重なってしまうので、さらにお金もかかるようだ。

仕方ないかな。

でも、宮古島くらいなら・・・・とツアーやホテルを見ていたが、なんだかバカバカ
しくなってきて考えるのをやめた。

まあ、家族と出かけるのは2~3日として、残りの休暇は自分のものにしよう。
得意のレンタルバイクを借り出して北海道か東北地方の未だ足を踏み入れた
ことのないところに行ってみよう。

そんな感じになってきた。

そもそもそんなに休暇がとれるのかという原始的な問題もある。

4月から引き継いだ仕事は極めて基本的な営業なのだが、今どきのシステムは
手間がかかってしようがない。

ん十億円もかかった自社システムなのだが、「合併」と「付け足しに次ぐ付け足し」で
システム間の連携が甘く、あっちに入力、こっちに入力と使いづらいシステムだ。

一方で元々企画した人物が事務方の人間であることも一因となって「融通」の利かない
偏屈な面も大きい。

いやいや仕事に関連したことを書くとルール違反になってしまうのでやめておこう。

要は、こんな勤務をしていると結局自分自身の予定もままならないということだ。

さて、我が家にはこの季節になると出動する扇風機1号とサーキュレーター2号がある。

1号は首が回らずビニール紐で固定させている。まだまだ羽根は回るので捨てるにはもったいない。

2号はもともと上下左右に風向が変えられるのがウリだが、現在は機嫌次第で上下動のみ。

こちらももったいないとのことで、奥さんは買い替えに反対だ。

万事この調子の家族なので、自分も少々のことではこの家から出られぬようだ。

なんだか自分が「だいふくもち」のようになりそうで怖い。(そんなに稼がないか・・・)

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It's over now.

2023年07月01日 | つれづれ

おかげさまで昨日で正社員を卒業した。

まだ、このまま嘱託社員として当分働くのだが「ひと区切り」ついた感じだ。

本当は、最終日は休暇をとって温泉に浸かってゆっくりすることを狙っていたが
まず午前中に仕事を入れられており、午後休暇とした。

それでも帰宅して県内の温泉に浸かってくるくらいのことはできるかと考えていたが
そのまま仕事がおしてしまい昼食もとれずに15時半に退勤。

小雨ふる中、少し街を歩いて帰宅した。

湿度も高く自宅前の坂道を上がると汗が流れた。

だだ疲れた。

今日が疲れたのか、これまでの38年間に疲れたのかわからない。

そして月曜からまた仕事を続けなければならないことにも疲れていたのかもしれない。

 

帰宅して、少し横になった。

もう温泉にも行けない時間なので、いつものように風呂に入って、ビールでも飲んで
ウトウトすることを考えていたら、奥さんがせっかくなので外食しようと誘ってくれた。

大学に行っている長女と待ち合わせてイタリアンレストランで食事、少しワインも飲んで
楽しく話していた。

6月はいろいろあった。

長女が、まさかのコロナ感染で高熱を出して臥せってしまった。

これがしっかり奥さんに移り、奥さんも発熱して臥せってしまい
3日ほど男二人で家事を行うこととなった。

不思議なことだが、父の帰宅が遅くなると長男が活躍していた。少しずつ少しずつ長男も
大人になってきたのかもしれない。

さて、皆が回復した後は25日に山中湖に出かけてSUPの大会を見学した。

長女が退会に出場するのだが、同時に1年ほど前に父より先に早期退職した人が出場している
のでその人に会うのも目的の一つだった。

 

もともと6月は結婚記念日と夫婦それぞれの誕生日があり、賑やかな月だったのだが
今年は意図せぬ展開であっという間に過ぎて行った。

 

もともと、人生など予想通りのSituationで流れるものではないと思っていたが、自分の定年退職
の場面がこんな風に流れていくとは思いもしなかった。

新しいスーツを着て入社式に臨んだ38年前、いったい何を考えていたかは覚えていないが
入社してからというもの、会社になじめない自分を助けてくれた先輩や同僚がいて
なんとか最後まで走り切った、いや歩き続けられた。

今更のことながら、人は人と人との間で生きるのだと納得した気がする。

これまで出会った方々、迷惑をおかけした方々、すべての方々に感謝したい。

そして、なによりこんなにふらふらした自分が歩き続けるのを横から後ろから支えたり
押したりして進ませてくれた家族に感謝したい。

 

 

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