転勤の最中、宮崎/東京の二重生活の中でいつのまにか読了していた
数編の短編が織り成す風景は少しずつ重なりながら最終話につながる
生きるということ、死ぬということの意味を再考しつつ
誰もの人生がいつか終わること
自分も例外なく老いていること
人生の終焉は「老い」にのみよらないこと
そして、決して準備などしようのないものであること
などなど考えてしまった
おりしも大阪の小学生虐待死の報道に触れてしまい
少々疲れぎみの精神には「重松」は少し重かった
「生」と「死」が仮に二者択一であったとして
彼女はどちらを選んだろう
一応の引継ぎを終えて着任したのが先週はじめ
1週間経ったけれども、特にすることもなく過ぎた
新しい職場の居心地は、なんだか他人んちの座敷で
座っているような感じで落ち着かない
奥さんもなかなか新しい生活になじめない様子で
少し心配になる
王子は毎日〃〃お迎えバス拒否症発症中で
幼稚園に行きたくなくて大変だ
姫さまは新1年生で少し緊張しながらも、新しさに
もっとも早く順応している
日曜日にはそんな家族の心のケアのために
朝からお弁当をもって公園にでかけた
ミニSLに乗り、遊具で遊んで、うさぎやモルモットと触れ合って
いいお天気の日曜日だった
宮崎より少しお金はかかるし、ひとも多くて大変ではあるけど
予想していたような渋滞もなく、なかなかの一日だった
帰宅後、父+子供たちは風呂入って飯食ってねてしまうわけで
いつものことながら家事に追われるママのみ大変という図式
感謝、感謝、ありがとう
1週間経ったけれども、特にすることもなく過ぎた
新しい職場の居心地は、なんだか他人んちの座敷で
座っているような感じで落ち着かない
奥さんもなかなか新しい生活になじめない様子で
少し心配になる
王子は毎日〃〃お迎えバス拒否症発症中で
幼稚園に行きたくなくて大変だ
姫さまは新1年生で少し緊張しながらも、新しさに
もっとも早く順応している
日曜日にはそんな家族の心のケアのために
朝からお弁当をもって公園にでかけた
ミニSLに乗り、遊具で遊んで、うさぎやモルモットと触れ合って
いいお天気の日曜日だった
宮崎より少しお金はかかるし、ひとも多くて大変ではあるけど
予想していたような渋滞もなく、なかなかの一日だった
帰宅後、父+子供たちは風呂入って飯食ってねてしまうわけで
いつものことながら家事に追われるママのみ大変という図式
感謝、感謝、ありがとう
転勤が決まってから怒涛の日々が始まった
姫さまを小学校に行かせるためにはどうしても
四日までに住民票を動かさなければならなかった
三月後半の連休で住居を決めて三日までに引越して
同時に小学校の入学手続きを済ませる必要があった
自分も奥さんも納得するような部屋は見つからなかったが
期限のある話であり、宮崎に移ったときのような幸運も
なかったのだから仕様がない
昨日、無事に姫さまの入学式を済ませた
川崎市の桜は今週が「満開」
桜吹雪の舞い散る中でちょっと大きめの洋服に袖を通して
姫さまは慣れない道を歩き出した
未だ見慣れない自宅の前での記念写真
真っ赤なランドセルを背負って歩く姫さま
その横をブラブラとついていく王子
我が家に新しい朝が来た
川崎と宮崎、なんだか似てるような感じがする
最大の違いは、人口と坂道だろう
丘を削り、谷を渡って電車か走っていく
王子にとっては大好きな電車がいつでも走っていることで
ずいぶん楽しいところのようだ
昨夜、最後の引継ぎのために宮崎空港に着いた
あたたかい風がこの身を包んでいた
五年間、こんなにあたたかい風に包まれて過ごしたのかと
思うとなんだか泣けてくる
相変わらず変な話ばかり溜め込んでいるので
引継ぎは大変で、皆に迷惑をかけてしまうけれど
できれば笑って宮崎を後にしたい
あぁ、片思いの彼女を残して転校していくような
無力感でいっぱいだ