Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

少し落ち着いてきた

2024年02月25日 | つれづれ

やっかいな仕事がほぼほぼ終わって少し落ち着いてきた。

先週末は夕方、職場を逃げ出して弦楽四重奏のミニコンサートに寄ってきた。

ある建物のロビーで開催されたのだが、人気があるようで到着したときには既に
満席に近かった。

そのまま連休となったものの天気は今一つ。

金曜日は、行きつけのジムにでかけて少し体を動かしてきた。

昨日は天気も良かったので奥さんと横浜に出かけて昼食をとってきた。

帰り道、いつもの坂を上っていると水仙が気持ちよさげに日の光に揺れていた。

 

 

淡路島の南岸、太平洋に面した斜面に水仙の群落があり”灘の水仙郷”と呼ばれている。

ちょうど大学を卒業したころ、卒業旅行といって単車で四国から九州を周って
来ようという計画を立てた。

バイト仲間のF君と二人で旅立つこととなったが、その他の仲間たちが1泊だけ
付き合うといい、明石から淡路島、黒岩水仙郷に立ち寄って、室戸岬まで同道した。

すこぶる天気の良い日で、水仙の白い花が斜面に咲き乱れていてなんとも爽快な
海辺の景色だった。

それぞれ就職先は決まったものの配属先は関西か、東京かと連絡待ちの状態だった。

翌朝、室戸岬で見送ってくれた仲間と別れてF君と自分は高知から宇和島へ。

結局、10泊ほどかけて別府から高千穂、高千穂から宮崎・青島、そのまま都井岬
佐多岬、指宿から天草と駆け抜けた。

毎日、宿について夕食をとっているときに明日の行先を決め、目的地のYHに連絡。

確か1泊2,700円程度だったと思う。

バイトはがりしていた学生時代に幕を下ろして、次の幕があけるのを待つ間の
つかの間の寸劇だった。

水仙の花を見るたび、毎年あのハルノヒを思い出す。

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基地がほしい

2024年02月13日 | 父の戯れ

先週の月曜日、帰宅してみるとウチの前はもうこんな状況だった。

坂道なのでバスで上がってこようとしたら「このバスは積雪のために迂回して**坂
は登りません」とシャットアウトされてしまった。

まだチェーンを巻いてないので仕方ないとのこと。

ただ、週末に日帰りスキーにでかけようと考えていたので、このまま火曜日の午後から
溶け始めるとちょうどいい塩梅になりそうだと期待してしまった。

そんなこんなで翌日は近隣のサテライトオフィスに終日籠ってやりすごし、金曜日の午後
から休暇をとって独りスキーの準備。

最近は、ツーリングもスキーも一人で行くことに慣れてしまい、逆に大勢で集まるのは
なんだか気分がのらなくなってしまった。

たとえ200km先のスキー場でも、独り自動車で向かえば出発時間も集合時間も、スキーの
後の予定も自由にできる。

まぁ、独りだと路上でもゲレンデでも休憩するタイミングがつかめずにずっと走りっぱ
なし、滑りっぱなしになってしまうのがよくないけれど、疲れたところで休めばいいし
疲れた時が休み時だ。

今回は日帰りなので天気次第で行ってもよいし行かずともよしと誰にも気を遣わずに
でかけられる。幸い天気が良いとの予報だったので渋滞を避けて早朝に出て、そこそこ
滑ったら温泉に浸かって帰って来ようという形。

スキー場も決めていなかったが、前回出向いた「ブランシュたかやま」が良かったので
今回も・・・と思って出発。

ただ、諏訪南ICを降りて八ヶ岳エコーラインに入るとところどころの路面にまだ雪が
残っている。

白樺湖に上る大門街道には雪はなかったが、その先はどうだろうかと考えてしまった。

一応オールシーズンタイヤにしているのでそんなに滑らないとは思うものの、中途半端
な状況でチェーンを巻くのは嫌だ。Bたかやまの駐車場に上がる道が怪しい気がする。

なので少し妥協して今回は「しらかば2in1」にいくこととした。

たいして面白いゲレンデではないけれど、まぁ道路に雪はなかろう。

白樺湖からは10分かからない距離なので早々に到着、着替えて携帯で4時間券を
購入。もう4時間も滑れば足があがらなくなるので十分だ。

休憩しないので、4時間はリフトに乗っているか滑っているかだけ。

なにゆえそんなにしてまでスキーに行くのかは自分でもよくわからないけれど、独り
愛車で距離を走り、ゲレンデで運動して、温泉に浸かるだけでなんだか日常から切り
離された感じがするので、好んででかけている。

あまりに日常がつまらなさすぎるのだ。

年末からつい先週まではやっかいな仕事に追われ、早朝に家を出て夜遅くに帰宅する生活を
続け、やれどもやれども終わらない仕事に嫌気が差していた。

定年退職/延長雇用の身にはこたえる仕事だった。確かに会社から渓谷されるほどの時間外
勤務は収入にはつながるが、そんなにお金には飢えていない。

さてさて、最初の2本ほどはさすがに少し息が切れるが、もうそんなに飛ばさないので
5本目くらいからはボチボチ滑っている。

狭いスキー場なので同じところを滑っては降り、滑っては降りの繰り返し。

10本も滑ると飽きてくるのだが、一服して談笑する仲間もいないのでまた独りで
リフトに乗る。

 

Bたかやまはスキーヤーオンリーということで老人の子供づれしかいなかったが
2in1はスノボもOKなので若い女子もいて少し華やか。

中には小学校低学年と思しき男の子3人、ボーダーなのだけれどなかなか上手くて
急斜面にエッジを利かせて華麗に滑っていく。

自分もあれくらいからきちんと基礎を教えてもらっていたら、今よりはましな
スキーヤーになれたのだろうが、もう手遅れだ。

 

さてさて、時間がきたので独り着替えて温泉に向かう。

前回は原村の方に向かってエコーラインを走って帰ったので「もみの湯」にしたが
そっち方面は食事の選択肢があまりないので、一旦茅野市街に向かおうと考えて
白樺湖で「すずらんの湯」に寄らせてもらった。

「すずらんの湯」は白樺湖の湖畔にあって、子供たちを連れてきたときによく立ち
寄ったのでなれたものだ。外は真っ白な湖面、湖面を渡って露天風呂に吹く冷たい
風がなんとも言えない感じだ。

スキー場から早めに上がったので、ゆっくり風呂に浸かり、ほかほかの身体を全自
動マッサージ機で揉みほぐした。

 

こんなことを独りで続けているうちに、いっそこのままこっちで暮らしてみたいと
思うようになった。

真冬には水回りに気をつけなければならないし、光熱費もバカにならないというの
でなかなハードルは高いのだが、あと何年こうやって元気にスキーやツーリングを
楽しめるかわからないので、少しの間、このあたりに基地は持てないものかと。

期間2年程度の賃貸別荘もあるらしい。短期の単身赴任といった風情で暮らせない
ものかと考えている。

あと1年ほどで仕事から退こうと考え、70歳くらいまでは元気な年寄りでいよう
と思う。そのためには遊びが大事だ。

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