近所の小学校の校庭を借りて盛大に執り行われる
年少々、年少、年中、年長の4学年なのでプログラムも盛りだくさん
とは云うもののやっぱりはずせないのが「かけっこ」である
予行演習を見に行った奥さんによるとウチの姫さまは
「よーいっ、ドン」の声を聞いたあと
なぜか”笑いながら”遅れて走っていたそうな
「・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
姫さまによると
「みんながいっせいに走り出したんで、なんだか面白くて」と・・・・
文才・画才に乏しく、授業中に活躍の場がなかった父は運動会となると
異常に燃えていて、「よーいドン」の声だけで反射的に走り出していたものだが
アーティスト系の姫さまにとっては意味なく走ることが変に面白かったのだろう
よしよし
今の世の中、父のように「よーいドン」の声だけで意味なく走り出すバカも多く
無意味な競争に巻き込まれて、変に苦しんだり楽しんだりしているバカをよく
見かける
姫さまは少なくとも父ほどバカじゃないということだ
でも、まぁ、本番になれば”何か”やってくれる予感もするのだ
父に似て
姫さまはときどき寝かしつけのときに
「あーぁ、明日も幼稚園かぁ、イヤだなぁ」と呟く
「どうして?」と聞いても具体的な返答はないのだが「イヤ」なのだそうだ
毎日夜が明けるのが待ち遠しくて、日が暮れるのが恨めしかった父には
なかなかわからない感覚だが、こうやって人格が形成されてきて
一人前の感性で一日の「心もよう」を書き始めるのだろう
運動会か・・・・、父親たちのガチンコレースとかないかな