Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

春は自転車に乗って

2017年03月27日 | つれづれ



単身赴任となってまもなく一年になる

最近になって王子の"甘え"がひどくなってきている

月に2~3回は帰宅するようにしているのだが、帰宅している間
ゲームをしていない時間はずっと密着してくる
母親にはそうでもないので、なにかと考えていた

どうやら学年が変わり大好きな担任教諭が離れてしまうので
淋しいのが原因のようだ
今年の担任教諭は王子を大いに褒めてくれ、成績も順調に伸びた
ありがたいと思っていたが、その分「ロス」があるらしい

そう云えば、父も五年生は優しいおばちゃん先生で頼りにされた分
奔放にふるまわせてくれ
翌年のポマードてっかりの男性教諭にはあまりなじめなかった
それを癒してくれたのは放課後のソフトボールだったな

運動さえしてれば、父はみんなの中心にいられたし、リーダーだった


王子もそんな風になってくれればよいのだが

Just play. Have fun. Enjoy the game. by Michel Jordan

春は友達を乗せて自転車でやってくるよ。
 

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指導と罵倒

2017年03月21日 | 少年野球




この週末も縁あって少年野球の試合を観戦した

序盤、両チームともにピッチャーのキレもよく
締まった試合を続けていたのだが
中盤になって、先攻チームに集中力がなくなり
4ボールやエラーで点をとられだした


さて、セーフティリードとはいかないものの5点
の差は大きく、勝っている方は控えにまわっている
選手を起用し経験を積ませ始めた
まだまだ5点くらいはすぐに追いつかれてしまう
展開だが、次の試合を考えれば主力以外はこういう
交代もある

そんな中、代打で出てきた2ケタ背番号の選手、なか
なか積極的でないのだろう、監督と思しき男性が
檄を飛ばしている
「全部振れっ、全部」
第二球目はホームベースの前で着地するワンバウンドの
悪球、打者は見送り、審判はボールの判定をくだす

監督は叫ぶ
「全部振れっていってるだろ、全部」
「ワンバウンドでもなんでも振るんだよっ!」
打者はきょとんとしている
「次は振れよっ、どんなボールでも振れよっ」
打者はやるせない表情で監督たちを見ていたが
周りのコーチも助けてはくれない
敢え無く三振


一方、守備側のチームはというと
試合開始前に子供たちを集めて監督かマネジャーかの男性が
大きな声で諭している
「いいか、4点とられたら終わりだからなっ」
「外野手、抜かれたら終わりだからなっ」
「相手は優勝候補だ、わかってるなっ」
口角泡を飛ばしての指示だが、具体策は特にないようだ


「勝たなきゃ意味ないんだよっ」
こういう人たちに訊ねるとこんな答えが返ってくることが多い
どのチームも勧誘のためのメンバー募集ビラでは
「楽しくやろう、勝ち負けではないチーム作りが自慢です」
「野球を通じてスポーツの楽しさと厳しさを教えていく」
などと謳っている
が、子供たちの「楽しみたい」気持ちは別のところに置いて
大人たちの都合ばかりが先行していってしまう


時まさに春の選抜高校野球の真っ最中
この数年で高校野球が変わっている
変わったのは、球児たちの表情
戦地に向かう戦士ではなく、笑顔の似合うスポーツマンに
なってきたことだ

バント失敗、肩をたたく仲間にも笑顔がある
打たれてうなだれる投手、ベンチで手をたたいて「ここから
ここから」と声をかける監督の笑顔

もし一所懸命に野球をやっていない選手がいても、人格を否定
するような罵声でなく、一所懸命になる雰囲気つくりが尊ばれる
それでないと「指導」とは云わない
それができないなら勝手に指導者を名乗ってもらいたくない


また、それを目の当たりにしても指導せず、手元の細かい規則
順守ばかりに気が行く公認審判員にも問題がある
当地区の大会では連盟と審判員が「喫煙所」をつくり、好々爺
たちと紫煙を燻らせて談義に花を咲かせている
子供たちへの影響は、老人たちの楽しみの後に存在している

少年野球関係者というのは川崎市以外でもこんなものなのか



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完全休暇

2017年03月18日 | 単身赴任




今月も鹿児島、長崎、福岡と九州をぐるっと回っていた
桜島も久しぶりだ

そして昨夜遅くに川崎に帰ってきた


今日は王子の練習試合もあったのだが、久しぶりに休養させてもらった
動き回るうちにどこかに疲れが溜まっていたのだろう
昼寝から目覚めたら、もう17時になっていた
王子を送ったのが12:50だったからそこそこ眠っていたようだ


久々の昼寝は気持ちよくリフレッシュさせてくれた
さてさて明日は王子の二回戦、姫様は駅伝大会に出場する
二人とも大きくなった

そろそろ父も子供たちロスの準備をしようかと思う
子供たちが中学・高校とすすむ中で父はいったい何をして
休日を過ごそうか

単車と農業とつりと音楽、なにが父のやり残しなのだろう
自分の父親が死んだ歳まで、あと6年
せっかくもらった人生であれば、父親の分まで楽しんで
終わりたい
そして、あの世で、いつものように父親に叱られたい
 

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布引の滝、再度山

2017年03月05日 | 単身赴任


小学生のころ、休日に家でだらだらしていると
父親がちょっと行こうかと云って連れ出してくれることがあった

たいていの場合は山登り
父親は通勤に使うビジネスシューズ
父親は、この靴かゲタしか持ってなかった

日曜日の午前中、三ノ宮駅まで電車ででかけてそごうの地下で
オニギリを二つ三つ買い入れると「布引の滝」にでかける
と云っても滝にはほとんど寄らずにいっきに市ヶ原まで歩く
市ヶ原で少し休憩するとすぐに腰を上げて修法ヶ原に向かう



途中、堰堤の下でオニギリを広げて昼食をとる

確か帰りは市バスに乗って諏訪山公園の下まで降りていた
ような気がするが記憶はない

その後、高校に進んだあと

父は生物部という部活を選んで、蝶の標本を作製したり
野鳥の写真を撮ったりしていた

その生物部で合宿を計画、当時再度山の奥にあった教育植物園
に泊まったことがある(稀有な体験だ)

その帰り、みんなで遊んだのが修法ヶ原だった
本当は好きな女の子といっしょにボートに乗りたかったのだが
ライバルに阻止され、なぜかしらその男とボートに乗ることと
なったのを覚えている

今回はそんな思い出も楽しく、春先の陽光の下、てくてくと
歩いてみた

とにかくどこに行っても思い出深い街である

https://www.mapion.co.jp/m/route/34.64390503801718_135.01012594572444_10/aid=e0d1ac/

 

 

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