Remains of The Accidents

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S&G Forever

2023年01月14日 | つれづれ

Simon & Garfunkel を聴きだしたのは高校に入ったころだった。

中3で同級生となったY君とともに地元の高校に合格して、ご褒美にオーディオを買って
もらったころだと思う。

自分が何かで彼らの曲を聴いて彼らのLPレコードがほしくなり、Y君をそそのかして
1枚買わせたはずだ。

その後、Y君がそのアルバムをどれほど聴いたのかは知らないが、心地よいハーモニーは
好んでくれたようで、後には一緒に大阪球場(当時)にコンサートを聴きに行った。

大学に入っても自分は彼ら、あるいはそれぞれソロのものを好んで聴いていた。

帰国子女だった友人からは「渋いねぇ60年代か?」と少しバカにされたが、韻のきいた
歌詞と、アコースティックなギター、心地よいハーモニーは聴いても聴いても飽きない。

もともと中学生のころから「詩」や「短歌」に傾倒していたので、美しい韻が並ぶと
知らずのうちに目を閉じてしまうほどだ。

将来について漠然と不安を持っていながら、それでも日々楽しく過ごしていた。

授業が終わり、部活に赴き、毎日々々飽きもせずにくだらない話をし続けていた。

皆と別れて自宅で一人になると、自分はどこからきてどこに行くのかなどと意味なく
考えては苦しい夜を迎えていた。

勉強ができるわけでもなく、運動ができるわけでもない。

モテるわけでもないけれど、だれかれから告白されて付き合うことにもなった。

何がよくて何が悪いのか、わからないまま仕事について、できないままにもう定年退職。

人生は海の上、止まっていることだけはできない。

 

 

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今日は少し特別な日

2023年01月09日 | 子供たち

今日は娘の成人式。

誕生日は既に過ぎているのだが、この子たちが皆大人になったというお披露目の日だ。

そして、同時に長男の誕生日もあって娘が「お姉さん」になったころのことを思い出させる。

母親が出産にあたって1週間ほど入院、初めて母親のいない暮らしをしていた長女は
ずいぶんストレスがあったようで、父は当時のブログにその有様を書き残している。

出産に際しては、奥さんの父母が助っ人としてきてくれていたのだが、自分が仕事から帰ると
娘はずっと話し続け、その日のことを何度も聞かせてくれ、離してくれなかったようだ。

そのまま父親が寝かしつけても暴れてしまい大騒動だったと書いている。

結局、夜中になって「ごめんね」と寝言のように謝ってくれるのだが、明け方にはまた
布団から父親を蹴りだしてしまったというお話。

宮崎で、そんなことがあってからもう17年。

コロナ禍にもかかわらず、昨年娘は少しの間、メルボルンで暮らし息子は高校生活をおう歌している。

二人とも無事に育ってくれた。

母も父も少し歳をとったが、まだまだ元気に暮らしている。

家族全員が無事に暮らせているということはすごくありがたいことだ。

 

1月9日は、当家にとっては少し特別な家族の日だ。

 

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今年も相変わらず

2023年01月02日 | つれづれ

今年も無事に年が明けた。

年々大きな喜びはなくなってしまったけれど「無事」はなによりありがたいことだ。

昨年は少ない機会を生かして昔の仲間たちと奥三河にツーリングに出られただけでなく
旧友と一緒に思い出の地である大山/蒜山にでかけられた。

大山/蒜山は現在の会社に入社した年の夏にツーリングに連れて行ってもらった場所だ。

あの頃一緒に走っていた先輩の一人は、すでに鬼籍に入られた。

一方で、今一人の先輩は他社に移られて元気に活躍されている。

自分はというと、今年はとうとう定年退職して嘱託社員になる。

今回同行してくれたのは中高の同級生、色々あったようだが元気に同道してくれた。

 

独りで八方尾根に出かけたり、伊豆下田に泊まったりして楽しんでいた。

やはり、自分は独りでいた方が楽しめるようで、淋しさより自由気ままにいる方が
ストレスがないようなので、このまま独り遊びを続けて行こうと考えている。

 

独り温泉に浸かり、音楽を聴いて、酒を楽しもう。

帰りなんいざ、なんぞ帰らざる。陶淵明は故郷に戻って心のままに暮らした。

自分にはもう帰るところもないので、暇を見つけては家族や世間の邪魔にならないように
田舎に遊んでくる程度のこととなろう。

 

独身の頃は、いずれ一人になったら信州に移り住んでツーリングの「基地」になるような
住処を見つけたいと話していたが、家族に囲まれるとそうそう迷惑をかけることもできない。

本格的に田舎暮らしを夢見ても、この後の健康寿命がそう永くはないと考えると処分に困る
不動産や、機械を集めることは憚られる。

独りで借りられる建屋、わずかに家庭農園などがあればこれに越したことはない。

できれば川崎の自宅から1~2時間程度で移動できるところならなお良いのだが、そんな
都合のよい物件は漫然とWebを眺めているだけの輩には回ってこない。

 

 

また春が来て、夏に移るころまでにはいろんなことが変わってしまうはずなので
万事それからのことかと思う。

なので、冬の間はまだまだ独りで遊んでいようと思う。

 

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