( 蛇苺 )
雨のせて川の明るさ蛇苺 岡本 眸
蛇苺いつも葉つぱを見忘れる 池田澄子
道問へば吉野訛りや蛇苺 寺島初巳
蛇苺ふるき社の女坂 浅田 伊賀子
☆ 毎月結社では小学生の俳句を掲載してしるが、どれも素晴らしいもの。
我々は知った顔で「ここをこうすれば・・」などと上から目線で見ている
考えてみれば,そこまでで知った言葉と体験を全てぶつけて来るわけで
知識の上に立った大人の俳句など霞が掛かります。
ある機会があって2,3回初心者の指導の手伝いをする事となった。
私の出来ることはただ俳句の楽しさを伝える事だけでした。
☆ 現在のころころの俳句は汽水の俳句。
海で学んだ泳ぎを川でするようなもの、中途半端の状態ののだろうと
思う。海から見ても川から見ても・・・それも致し方ない。今の力がそれ程
しかないのだから。もう少し楽しもう。