( 南天の花 )
花南天包をふたつさげてくる 千葉富士子
南天のはなのひそかに盛りなり 藤松遊子
南天の花にとびこむ雨やどり 飴山實
南天の花にかくれて人嫌ひ 鷹羽狩行
南天の花の薄日に水見舞 中村汀女
( 南天の花 )
花南天包をふたつさげてくる 千葉富士子
南天のはなのひそかに盛りなり 藤松遊子
南天の花にとびこむ雨やどり 飴山實
南天の花にかくれて人嫌ひ 鷹羽狩行
南天の花の薄日に水見舞 中村汀女
( 野萱草・のかんぞう )
耶蘇祀り摘草峠野萱草 小原菁々子
野萱草もつてのほかの恋をして 大石悦子
ひとつ萎えひとつは咲きて野萱草 榎田きよ子
☆ 今日は父の日です。また夏至です
父の日や序章で切れし父の愛 後藤綾子
夏至の日の手足明るく目覚めけり 岡本 眸
水路交う暮らしの町のすぐ夏至に 佐々木らん