6月4日

2009-06-04 20:27:33 | Weblog

      ( ブラシの木 )

 

青葉闇ネロも病みたる虫歯病む      鈴木公二

 

今日は虫歯予防デーとか・・・
かの昔の家業(佃煮製造業)のおかげで、カルシウムたっぷりの幼少時代を
過ごしました。そんな訳で子供の頃から歯医者には10回以内の通院ですんで
おります。


さて、今日は客観の話。・・これはあくまでもころころ流の捉え方ですが
よく吟行会などでじ~と景色や植物を観察なさって居る方がいらっしゃいますが
その観察からそのまま俳句を詠んでゆくと,発見はあっても浅い句になり易く
吟行句会でもその発見が秀句のように特選に選ばれています。
それはそれでいいのですが、句会や句会の選を意識した客観は人には伝わり
易いのですが記録に残って記憶に残らない句になリ易いのではと思います。
飯田龍太の言葉ですが景色や植物を観察している自分を見ている自分を
意識することが本当の客観になるということです。
私の力で秀句を生むことは偶然の産物でしかなく、ただいつもその事は
意識の中にあります。 自分を見ている自分の主観は句には表われず、
また直感も冴えるような気がしています。

 

馬銜掛けしままの柱も夏めく夜      飯田龍太

 

   

コメント
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