1月 12日

2024-01-12 06:33:56 | Weblog
                            鰤・寒鰤・鰤揚げ場



             最近では「夏が旬」とうたうブリのブランドも登場しているが、天然の大物、ブリが美味しくなる
             旬の時期はたっぷりと脂を蓄え南下する12月~2月の冬が旬。 この時期のものは「寒ブリ」と呼ばれ
             非常に人気が高い。 この時期は主に日本海側で沢山穫れ、太平洋側では少し遅れ2~3月に多く
             水揚げされる。
             能登半島地震の被害が大きい富山県氷見市の氷見魚市場で5日朝、1日遅れとなる「初競り」があり
             ブランド魚「ひみ寒ぶり」が約1800本水揚げされました
             




                  



          鰤あげ場提灯をどる男の肩         細見綾子


          水槽にゐて寒鰤のあらはなり        栗田やすし


          寒鰤や北陸日和はやくづれ         石原筑波


          三尺の鰤熨斗つけて売られをり       市原美幸


          寒鰤を捌き汐の香広ごれり         武藤光晴


          目玉まで食べ尽したり寒の鰤        篠田法子




                  



          寒鰤や飛騨を越え来し塩こぼす       中澤康人


          酒すすむ氷見の寒鰤刺身かな        山口耕堂


          寒鰤に一句授る魚市場           鈴木真砂女


          日の柱立つ寒鰤の定置網          神蔵 器


          二三言言ひて寒鰤置いてゆく        能村登四郎


          糶落ちし寒鰤を引く手際かな        新鞍かほる




                  



          舌先にさぐる小骨や鰤大根         中野一灯


          風音の雨に変はりし鰤大根         梅田 葵


          鰤大根沖まで晴れて日本海         梶山千鶴子


          文芸とは飲むことなりし鰤大根       鈴木鷹夫


          鍋蓋に湯気ついてくる鰤大根        後閑達雄




                  



                 サイトから一部資料・写真・知識お借りしています     
コメント (2)
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