1月 15日

2024-01-15 06:04:57 | Weblog
                       女正月・小正月・望正月・十五日正月



             1月1日の大正月に対して,1月15日を中心にした数日をいい農耕に関する様々な予祝・年占(としうら)
             の行事や,鳥追い・どんど焼き・なまはげなどの行事が行われる。二番正月
             小豆の入った粥に餅を入れて食べる小豆粥(あずきがゆ)は、僅かな小正月の習慣の名残です




                  



          夜をこめて大根を煮る小正月        細見綾子


          地下街にシャネルの匂ひ女正月       河原地英武


          真つ白に百合根を煮上げ女正月       矢野孝子


          舌を出す地蔵おはせり小正月        長谷川郁代


          古里の土間でこぼこや女正月        伊藤範子


          持ち寄りて漬け物旨し女正月        松原 香




                  



          売薬の風船つけり女正月          沢木欣一


          女正月和服まとはぬこと久し        横山房子


          湯上がりの爪の手入や小正月        鈴木真砂女


          悪口もおのろけのうち女正月        深沢暁子


          豆源の豆菓子ありて小正月         鈴木しげを


          鍋に火を入れて人待つ女正月        古舘曹人




                  



             なまはげ
             秋田県男鹿半島の各地で12月31日(もとは旧正月15日)の夜行われる行事。大きな包丁を下げた鬼が
             家々を訪れ,なまけ者をこらしめる。大声で子どもをおどすが,家の主人は正装して迎え,酒食
             などのもてなしをする。祝福をもたらす神が春の初めに来訪するという信仰から生じた行事とされる
             小正月の訪問者



          厚き手を膝になまはげ畏まる        長江克江


          なまはげの雄叫び上ぐる表木戸       近藤めぐみ


          なまはげの面ずり上げてビール呑む     益田しげる


          海吠えを真似てなまはげ来りけり      木内彰志


          なまぬるき夜風なまはげ去りしあと     大畑善昭


          なまはげを襖のかげで見る子かな      中村苑子




                  



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コメント (2)
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