5月 21日

2013-05-21 00:13:41 | Weblog
             ( 雪ノ下・鴨足草・虎耳草 )



筧水鴨足草に落ちてゐし             細見綾子


奥宮の御手洗小さし鴨足草            轡田 進


佃島古りし路地なりゆきのした          大江耐女


花もつれもつれもつれて雪の下          清重国子


ふもと井や湯女につまるる鴨足草         飯田蛇笏


鴨足草きしみて動く釣瓶井戸           伊藤敬子


鬆のごとき路地の歳月ゆきのした         佐藤鬼房













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5 コメント

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Unknown (まこと)
2013-05-21 08:55:06
たまたま、この日曜日に東御苑に行き、二の丸庭園の小流で珍しい花だとみたのが、この雪の下でした。きれいな写真ですね。俳句もけっこう多いのですね。
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鴨足草 (こころ)
2013-05-22 00:22:10
こんばんは ☆

小さな花をいっぱいつけて、この時期ならではの
景色になっていますね 前はどこのお宅の庭にも
あったような記憶があります
鴨足草も虎耳草もじっくり観ていると頷けます
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鴨足草 (雪絵)
2013-05-22 18:33:54
ころころさんこんばんは。
花もつれもつれもつれて雪の下  清重国子
うちもどくだみと一緒に鴨足草が咲いていますが、花が縺れている様子を上手く詠んだものですね。
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鴨足草 (こころ)
2013-05-23 01:34:12
☆ 雪絵さんこんばんは
今日も暑い日でしたね

花もつれもつれもつれて雪の下

俳句の楽しみは一句を短冊に見ることもあります
掲句は内容もさながら 平仮名の部分
「もつれもつれもつれて」が本当にもつれを
感じさせ句を引き上げているように思います

花衣ぬぐやまつはる紐いろ~ 杉田久女

この「紐いろいろ」を短冊で見ると最後のいろが
「く」平仮名のくの長い様,同じという表記に
なってをり、それが何とも紐に見えてくるのです
韻文ではあっても,目で楽しむ事も出来る文芸なのですね
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鴨足草 (晴夫)
2013-05-23 13:48:19
私もまことさんと同じ場所で見ました。ゆきのしたと言う名前は、勿忘草などと違い自然でイイですね。
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