山の手デンタルクリニック

院長の趣味について

インプラント講演会について思った事

2016-08-11 16:49:54 | Weblog
暑い日が続いてますね。

外を歩いていますと
ジリジリと肌が焼けつくようです。

皆様、熱中症にはご注意下さい。


7月の終わりの日曜に
インプラントの講演会がありました。

慶応大学病院の耳鼻科の先生と
インプラントの専門医とのコラポ。
「上顎洞」にテーマを絞って
話をして頂きました。

上顎の小臼歯部位にインプラント治療をする場合、上顎洞をどのように処理するのかが、歯科医の永遠のテーマです。

CTを撮って
骨の厚みの薄い所に
どうやって骨を作るのか?

患者さんが、上顎洞炎に罹患されている時はどうするのか?

などなど。
内視鏡動画で鼻腔から上顎洞までを
何度も見せて頂き
複雑な鼻腔の内面の構造を頭の中で
構築する事が出来ました。

「アグレッシブな手術は避けてもらいたい。」と言うのが耳鼻科の先生の主張でした。

私もそう思います。
難しい症例は、大学病院の専門医に
紹介して、お任せすべきだと思います。

それでも
講義の最後の質問の時間になりますと
知識や技術も無いのに
ガンガン手術をしたがる先生達から
無神経な質問が続きました。

地方で大先生と呼ばれ
なんだか、勘違いしてしまったんでしょう。

学術講演会で質問をする時
その人の知性や技術が分かってしまうものです。

質問って、難しいんですよね。

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