ゲージ

冬晴れの空を見上げる。ざわざわした心が少し落ち着く。フッと緊張が解けると同時に、なぜこんなところにいるのだろうかという疑問が浮かぶ。

この疑問は、いつでもどこでも心の奥底にあり、その時の気分によって浮かんだり沈んだりする。そう、浮きが付いたタンクのゲージのように。

今日の気分はちょっと沈みがちだと、そのゲージが示している。

考えても

考えているより難しいこともあれば、やってみたら「あれっ？」と思うようなこともある。頭の中でいくら考えても、現実にあるあらゆる変数を考慮することなど出来ないのだから、そこには限界がある。

けれども、何も考えずに向かっていくのは、それはそれで無謀ということになる。要は「考えすぎない」ことなのだろう。

まあ、時間をかけたことで見えてくることもなくはない。それが、時間により変化した結果であったとしても、目の前にあるのはその結果だけなのだから。