帰りは乗り継ぎも順調で、思ったよりもやや早く家に着いた。おかげで…という訳ではないが、先週分の『ウェルかめ』を観ることができた。トークショーで聞いた話も確認できた。
お昼過ぎ、バス停で後から来た2人の年配女性に「このバスは県立美術館に行きますか」と尋ねられた。地元神戸に住んでいながら、今まで行ったことがないそうだ。もらってあったバス路線図をカバンから出して確認したら、ありがたがられた。
「東京から来た」という話になり、震災についての話に及んだ。その方々も被災し苦労されたと言っていた。被災された方の話を聞いたのは初めてで、彼女たちの話に心を寄せながら聞いていた。
県立美術館で僕もバスを降りた。展示会に長い列ができているのを尻目に、僕は震災について描かれた絵の展示会を観に行った。被災された方々の心のフィルターを通った絵は、あるいみ写真よりも被害の大きさを伝えていた。そこに来られていた方々が、その時の被害について話している内容が耳に入ってきた。絵に描かれた世界がリアルさを増した。
バスの中で聞こえてきた「思い出したくないけど、忘れてもいけない」というのが、被災した方々の多くの声なのかもしれな。そんなことを含め、僕らがここにいる意味を考えていきたい。
お昼過ぎ、バス停で後から来た2人の年配女性に「このバスは県立美術館に行きますか」と尋ねられた。地元神戸に住んでいながら、今まで行ったことがないそうだ。もらってあったバス路線図をカバンから出して確認したら、ありがたがられた。
「東京から来た」という話になり、震災についての話に及んだ。その方々も被災し苦労されたと言っていた。被災された方の話を聞いたのは初めてで、彼女たちの話に心を寄せながら聞いていた。
県立美術館で僕もバスを降りた。展示会に長い列ができているのを尻目に、僕は震災について描かれた絵の展示会を観に行った。被災された方々の心のフィルターを通った絵は、あるいみ写真よりも被害の大きさを伝えていた。そこに来られていた方々が、その時の被害について話している内容が耳に入ってきた。絵に描かれた世界がリアルさを増した。
バスの中で聞こえてきた「思い出したくないけど、忘れてもいけない」というのが、被災した方々の多くの声なのかもしれな。そんなことを含め、僕らがここにいる意味を考えていきたい。