あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

ドーナツの輪

2010-01-01 23:58:54 | 前に進む
妹が嫁ぐ前、よくドーナツを買いに行かされた。彼女は、ドーナツを好きだったというよりも、プレゼントが欲しかったのだと思う。そう、ミスドのだ。ポイントを集めるためにそれなりの数を買っていたが、そのドーナツは道義的な意味を含め全て残さず食べていた。とはいえ、「ドーナツ大好き」ということはなく、普段からドーナツ屋さんに行くことはなかった。

ボランティア仲間に「ドーナツ大好き」という人がいて、少しドーナツに関心を持ち始めている。まあ、どんな関心なのか自分でもよくわからないが、以前に比べて「ドーナツ」という言葉に敏感になったように思う。

新宿駅で途中下車すると、サザンテラスに青と白のイルミネーションが灯っていた。その光に吸い込まれるように横断歩道を渡り、光の並木を南下すると、「Krispy Kreme DOUGHNUTS」のお店だけが開いていた。今ではあちこちに店ができたが、今でも長い行列ができている。その行列の長さから、今まで自分で買い求めようと思ったことはなかった。だが、今日は元日ということもありいつも見かけるより短いと思い、並んで見ることにした。

それでも10分ほどは並んだのだろうか。ようやく持ち帰りの注文をし、ついでにここでコーヒーを飲みながら一つ食べていくことにした。「混んでいる」というイメージに反し空席がいくつもあり、窓際のカウンター席を確保することができた。
歩き続けていたので、少しほっとしながら、ホットコーヒーと甘いドーナツを頂いた。

帰り際、光の並木越しに月が見えた。澄んだ空に強く輝いていた。今年はいい年になるかな…って、勝手に思った。

上を向いて

2010-01-01 23:07:57 | 見上げる
散歩の途中、荻窪駅前のビルの間から空を見上げた。ビルとビルとで区切られた空は狭かったが、青かった。

闇に閉ざされてしまったらきっと歩き続けることはできないだろう。だけど、ほんの少しでも空が、それも青い空が見えたら、僕らは先に進むことができる…って、その時思った。下を向いてばかりいては、素敵なことも見逃してしまう。チャンスの神様と出会っても、彼の前髪を掴むことはできないだろう。そう書いていたら、後ろ髪が寂しくなった僕は「もしかしたら自分がチャンスの神様?」なんて思ってしまったりして、それはそれで前向きになれる…のか。

今朝テレビで「書道ガールズ甲子園」というのを見ていて、涙が出てきた。ピュアで前向きな若者を見て心動かされるというのは、自分の心の中にそんな気持ちがまだ残っているからか、それとも単に年をとったからか。きっと前者に違いないと信じて、明日も上を向いていこう。

今年もきっと…

2010-01-01 17:28:58 | つれづれ
正月らしさを探しに出かけてみた。浅草とかそれなりの街に行けば簡単に見つかるだろうが、天の邪鬼が災いして高円寺から西へと歩き続け、結局それらしきものが見つからないまま井の頭公園までやってきた。いくらか歩いたので、運動不足な体のためにはなった。カフェに入ってコーヒーでもと思っていたが、元日では休みの店ばかりで、ファストフード店に入るのもおもしろくないので、まだどこにも寄っていない。

今年もどこに行くのかあてのないまま歩いていくだろうことを暗示しているようだ。まあ、今までもそうだったのだから、これからもそのままでいいんじゃないか…って、自分に言い聞かせる。

ということで、改めましてあけましておめでとうございます。そして、みなさんのあしたがきっといい日でありますように…