往きの列車の中でもうとうとと浅い眠りに入っていた。そんな時、けたたましい衝撃音と振動とに直撃された。思わず後ろを振り向くと、座席の背もたれにセットされたテーブルに、おばさんがカバンを置いたからだった。
もう少し思いやりをと思うが、期待するだけバカらしく思え、すぐに視線をそらした。
おばさんとはいえ、僕とそれほどは離れていないだろう。その行動を疑ってはみたが、僕にもそんなところがあるのかもしれない。まあ、人それぞれだし、深く立ち入らないことかな。
もう少し思いやりをと思うが、期待するだけバカらしく思え、すぐに視線をそらした。
おばさんとはいえ、僕とそれほどは離れていないだろう。その行動を疑ってはみたが、僕にもそんなところがあるのかもしれない。まあ、人それぞれだし、深く立ち入らないことかな。