冬空の下

見上げればどんよりとした空が、まるで地上にいる僕らを押し潰そうとするように覆い被さっている。天気予報では午後は雨で、もしかしたら雪になるかもしれないという。手袋をしなかった手は、電車の暖房のせいで違和感を伴いながら少しずつ暖まっていく。

昨日はあちこち買い物をしてから帰った。ほとんどは食べるものだった。途中駅でデパートに入り、島根物産展に寄った。以前買った洋菓子を見かけたが、ここにくる前に和菓子を買ったので今日はパスした。

家に帰りなんとなく去年の今頃何していたかと、このブログの記事を見ていたら、今年と同じような場所で同じようなことをしていた。そう、島根物産展もあった。可笑しかった。そして、寂しかった。

だからでもあるが、週末は久々に遠出する。変化を求める気持ちと、「生きる」ということを再認識するために。