Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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タイヤの制作

2016-04-08 22:38:10 | いすゞ117Coupe
今日は良い天気でしたね~。
仕事しているのがもったない位・・・と言うと大げさかもしれませんが今やカゴの鳥状態でして(笑)
しかも他の仕事が押し寄せてくる感じです(笑)
この所の朝一番の仕事は店舗の中の掃除ですね、当店は靴を脱いでお入り頂きますので床の掃除は欠かせません毎日掃除機をかけて掃除を致します。
そして窓掃除・・・昨日から昨夜までは雨が降っていましたので窓が汚れておりますので、店舗の窓を全て掃除致します。
そして玄関の外側に有るアプローチ部分を棒タワシで掃除玄関もついでに掃除・・・。
これでもまだ10時にならないのでお店の電話をもったまま中庭にでましてバラ園の草取りです。
そして厨房・・・
今日は3時閉店の初日でした。
まあ何の問題もなく本日閉店・・・
土曜日や日曜日がすんなり閉店出来れば良いのですがいくばくか心配は有ります(笑)

早く閉店しても仕事は山ほど有ります、まあ制作はもっともな話しですがその前に中庭の芝を刈ります。
さすがにこの時間からですと全部は終わりませんから半分だけ刈りました。

下の画像は赤いトラクターならぬ赤いホンダシングルカムシャフト芝刈り機です(笑)


さて少しでも制作を進めましょう
今日はタイヤの制作ですね、これがないとここから先最終組立てを進められないので大事な作業ですよ。
数日前に6個だけ作った2次原型でシリコン型を作っておきました。
型枠を外しますとこんな感じで固まっています。
ちょと斜めの物も有りますがまあこんな物でしょう、心配はしませんよ。

注型する持ち手の部分を上にして両サイドをカットします、最後に広げながら中央の穴の部分もカットします。
そうしますと2次原型のタイヤが取り出せます・・・同じ要領で注型した樹脂のタイヤも取り出せる訳ですね。
全部取り出しましたが・・・タイヤが巧く出来れば良いですね(笑)
まあ結果はこの後すぐです。

主剤に2%程黒く染める為の染料を入れて撹拌します、その後に完全硬化しない用に調整剤を主剤の40%ほど入れます。
最後に主剤と同量の硬化剤を混ぜて撹拌します。
しっかり撹拌しないと硬化不良になりますから注意が必要ですね。
特に粘度が高い液体はシリコンにしてもこのタイヤの素材にしてもしっかり撹拌しないと硬化不良が起きやすいですから注意して下さい。
カップのしたの角の部分とか注意して下さいね。

型の上側にP.Pテープで壁を作っておきまして中に流し込みます。
流しただけではタイヤの部分に流れ込みません・・・

真空注型装置に入れて空気を抜き始めますとタイヤの注型口の部分から泡がでてきます。
この状態でタイヤの部分の空気が抜けているのです。

そして真空状態まで至ったら大気解放をしてやりますとここで初めてタイヤの中に樹脂が流れ込みます・・・と言いますか空気に押されて入る感じですね。

タイヤが硬化するまでに他の事をやっておきましょう。
117クーペのドアの下側にはボディのカラーがセミグロスブラックの部分が有った事をすっかりと忘れておりました。
少々遅いタイミングでは有りますが塗っておきましょう。
まずはマスキングを・・・真っ直ぐなので簡単ですよね(笑)
特殊な物は不要です、普通にマスキングテープで・・・

セミグロスブラックで塗りました。
塗り残しが無い様に気をつけるのは当然ですが、余分な部分にミストが飛ばない様に気をつけなければなりません。
ホイールハウスインナーにはフラットブラックに後で塗ります。

そうこうしている内にタイヤの樹脂が硬化しましたよ。
裏返しても流れ落ちるという事は有りません。

タイヤを取り出しましたが3勝3敗ですね。
3個は気泡が有りました・・・もう一度キャストをしておきますが硬化が完了するのは少し時間がかかりますから明日の確認作業という事になりますね。