Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シートのデカールを貼りました

2020-02-11 11:24:13 | Ferrari 312T Monaco GP No.2
本日の山陰は大変天気がいいですね
朝はかなり冷え込んでおりまして車のフロントウインドウがバリバリに凍っていました。
出かける時にぬるま湯をかけないと溶けないくらいバシバシに凍っていましたね。
時間が迫っていましたので少々焦りましたが・・・今日は祝日なので道路が空いていて良かったです
予定時間の半分ほどで目的地に到着しました

今夜はちょっと用事がありますので更新出来ないので今から一生懸命ブログを書いています(笑)

さて本日のご紹介はシートのデカールを貼る部分からですね
この辺りは先日作ったスーペリアの完成品とダブった説明になってしまいますが・・・
このキットには本来シートにはデカールを貼ることはありませんがニキラウダ氏の車のシートは彼の体格に合わせるように肩の辺りに赤いパッドがついています
そのパッドはよく見ますとどうやら312PBなどの車に使われていた赤と黒の模様の入った生地が使われているようなのです
なので昔のモデラーズ時代のケブラーデカールに赤のラッカーを軽く塗ったデカールを用意しましてこれを貼っています。
ケブラーデカールに赤を塗ったのはケブラーの黄土色の部分は赤のラッカーがきちんと発色します、一方ブラックの部分は赤が発色しないのでいかにも赤とブラックのツートンの生地のように見えるのです。
こんな模様のデカールはPCデカールではなかなか作りにくいですしプリンターの能力の問題もありますからね〜難しいのです。
色々なテクニックを試して目的の作品を作るのはなかなか楽しいですよ。

でも・・・
このデカールも印刷されてから随分時間が経過していますので硬いんですよね〜(笑)
私はいくつかの強さのマークソフターを準備しているのですが弱いものから試してみたら一番強いものでやっと柔らかくなりました
やはりデカールも賞味期限があるんですね〜(笑)
下の画像で光っているのはマークソフターです

マークソフターをよく効かすためにドライヤーで加温して乾かします
温度が上がることでデカールの柔らかくなりまして複雑な面にも追従します
ただほんの微細なことを言いますと・・・
デカールに赤いラッカーを塗ってカットして使っていますので切断した厚みの部分にほんの少しデカールの白が見えてしまいます
これは印刷のインクが透け止めの白を印刷して黄土色を印刷して最後に黒のケブラーの目を印刷しているのでカットした断面に白い線が出てしまうのです。
ほんの僅かなので薄めたクリアーレッドをタッチアップしておきますと見えなくなります。

この後シートはラッカークリアーをパラ吹きして硬化したら艶消しのクリアーで仕上げました
同じような写真になりますから写真は載せませんけどね・・・どうせ後でシートベルトを取り付ける時に見ることができますからご心配なく(笑)

次は昨日のリアウイングの続きです
削って整形は昨日終わっていましたので今日はその表面処理ですね
目の細かなスチールウールを使って前後ろに向かって擦りまして表面処理をしました
スーペリアの制作時にピカールで磨いてウレタンクリアーで仕上げたら思ったよりも表面の色が良くなかったのでヘアライン仕上げにして膜厚が付かないラッカー仕上げに変更したのは記憶に新しいところです
同じ失敗は繰り返しませんから今回は最初からヘアライン仕上げとラッカークリアーによる酸化防止をします。

フロントのウイングも同様に前後方向にヘアライン仕上げをしておきます
そう言えばフロントウイングの取り付け用の穴も開けておかないといけませんね
この穴は裏側に開けますが表面に貫通してしまうとウイングごと作り直しになりますのでこの時点で穴を開けておいた方がいいですね。
こんな場合皆さんはどのように穴を開けますか?
私はピンバイスのドリルの突き出し量を少なめておきまして穴を開けても貫通してしまわない突き出し量にしておきます。
ドリルが貫通するまでにピンバイスのチャックがウイングの当たるようにしておくのです。
当然ですがピンバイスのチャックがウイングに当たりますと傷が付きますのでヘアライン仕上げをする前に穴を開けておくのが順番というものです(笑)

フロントウイングでもう一つ・・・
キットではフロントウイングはホワイトメタル、翼端板は洋白のエッチングで準備されていますウイングにはメタルシールも準備されていますのでこれを貼って仕上げることもできますが、翼端板とメタルシールの質感の違いは私にとって見逃せないのです。
なのでウイング自体がアルミ製になりましたから翼端板もアルミで作り直しをしなければなりませんよね
2枚のアルミ板を接着してキットの翼端板を接着しガイドにして削ります
これなら左右の翼端板が大きく違うという事は無くなりますでしょう。

削って作った翼端板を取り付けてみました
素材が同じアルミなので色も当然同じですね

この後ラッカークリアーを使って酸化防止をしておきます
ゴミがつきますと最初からやり直しなのでここは慎重に塗っています


明日は午後くらいには時間が取れそうなので・・・
この続きを進めましょう。

彼方此方から修理のご依頼とか制作の見積もりの依頼が来ていますので・・・大変忙しく1日まるまるお休みなどと言うことはできませんね。