Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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またまた新しいキットが・・・

2012-07-06 13:40:30 | 最近手に入れたキットのご紹介
欲しい車は沢山有るのですが、実車はどう考えても買えない。
そんな事はおうおうにして有りますよね、例えば私は一生に一回くらいフェラーリF40が欲しいのです。
でも私に言わせたらF40は1200台位作っていますので宝くじが一回当たれば買う事は可能でしょう。
又当分の間はメンテして乗る事も可能と思われます。
でもこくブガティT57はそれくらいじゃ恐らく買えないはず、たとえ買ったとしても良いメカニックやメンテをしてくれるショップとお付き合いがなかったらとっても維持出来ないでしょう。
だから自分の好きな仕様を机の上で楽しみたい・・・それもとびっきりの作品を!というのが健全な模型趣味!?という物でしょうね。
まあ健全かどうかは知らないけど私だって欲しいと思わせる車が有るのでそのキットを買い集めるのですが・・・そいつがいつになったら形になるのかな?

前置きが長くなってしまい申し訳有りません(笑)

今回のキットはブガッティT57ですが、1/43でクラシックカーのキットと言えばSMTSとかMCMとかが有名どころでしょうか?
実はこのTin Wizard Model Carsもけっこう出している様ですね。
前回ホルヒ855を制作致しましたたがあのキットもこのメーカーの物でした。
日本では余りこのキットを見かける事がなかったので日本への入荷がなかったのかもしれませんね。
今製作依頼を頂いている物の中にもいくつかこのキットが有りますのでもっと日本へ紹介して頂いても良いキットの様に感じます。

キットのボディは全体にメタルのボディは薄く見えます。
そしてこのT57ではボディサイドの塗り分け部分が別のパーツとして構成されております。
そしてこのメーカーの特徴としてワイヤーホイールのリムもメタルで作られていてエッチングのスポークと組み合わせて作る事になります(全てではないかもしれません)組立てや構成はそう難しい物ではない様に思えます。
このキットで気をつけなければならないのは全般的な問題ですがホイールとタイヤが市販品を使っているせいか少し小さめになっていますので少し見直しが必要な事でしょうか、それをバランスさせる事が出来れば良い作品が完成するのではないでしょうか!?

ハインケルの仮組もいよいよ終盤戦です

2012-07-05 10:31:39 | Heinkelキャビンクルーザー
昨日は定休日でした。
とは言ってもお休みなどをしていた訳じゃなくて、中庭の芝を刈っておきました。
昨日は気温が30度近くまで上がり又雨の前という事も有って湿度もかなりで汗をかきかきの芝刈り作業はなかなか大変でしたよ。
始めたのは午前9時半頃からお昼休みを挟んで午後3時半くらいまでかかってしまいました。
今回はまだ中症になる事も無く作業を終える事になりましたが芝刈りのシーズンはまだまだ続きます。
8月~9月の暑さがちょっと怖いですね~。

さて制作の方はいよいよ仮組も終盤戦になってきました。
カメラの調子が良くなくて制作の途中の画像が記憶されていなかったりしましていきなりフロントバンパーの削りが完成しております。
素材は1.5mm×1.5mmの真鍮角線を曲げた物です。
曲げたものと書いたのは基本的には真っすぐなのですが僅かにボディ面が曲面になっていましてそれに合わせてバンパーを曲げなければならないのです。
このサイズ以上の真鍮角線をを曲げる場合はかなり硬いのでガストーチバーナーを使って真鍮角線を焼きなましておいてから曲げます。


リアバンパーは先日作った物ですが中央部分につなぎ目を隠す為のカバーを作っておきました。
一体のバンパーを作れる様な大きなプレス機が当時ハインケルのは無かったのか、左右同じプレス型で作れるからかわかりませんがハインケルのリアバンパーは2分割だった様です。
画像をよく見るとわかりますが中央部のカバーの両脇は他の部分よりも先にバフを掛けておきました。
これは後で一緒にバフを掛けるとせっかく作った中央のカバーの角の部分が削れて丸まってしまうからです。


フロントフェンダーの両サイドのバンパーを付けてみました。
ただライトが無いので雰囲気がよくわかりませんね~。


本来は中央部のドアの部分にもバンパーが付いているのですがそれよりも先にライトのリングを作ってみました、これで少しは感じがつかみやすいかな~!?



またまたフェニックス!

2012-07-03 11:34:12 | 最近手に入れたキットのご紹介
最近運が良いのかフェニックスのキットが入手出来ます。
本日の一発目はFerrari250GTO64のLM1964年のNo26です。
この車は随分前に制作したマラネロコンセッショナリーズの車と同じ(バルジの部分は違います)で250LMの様にウイングルーフの形状になっています、又ルフ氏の特徴である筋骨隆々としたフェンダーのラインが特徴的ですね。
62の250GTOはフェンダーの上側の膨らみが女性的な形状で丸みが強い印象ですが64の250GTOの特徴を良く表していると思います。


次はアルピーヌA110です。

大変珍しい・・・と言う物ではないのですがずっと前(1/43を始めた頃)にこのキットがミスクラにセカンドハンドで出ておりましてその時に買い損なった事を思い出します。
一度その様な事が有るとやはり自然に反応して買ってしまいます、何でもかんでも買ってしまってもなかなか作れないのに・・・。
このキットには特徴が有りましてボディの後ろ側のホイールの袋をご覧下さい、何とホイールがいっぱい入っています。
これもルフ氏からの贈り物でしょうか??
以前AMRのバードケージを買いましたらエッチングパーツが5枚も入っていました、ルフ氏の場合最後のパッケージに残った部品とかを入れるという悪戯が好きだったのかもしれませんね。恐らくこのキットも最後のパッケージだったのかもしれません。
理由ですか?エッチング5枚にしろホイールのパーツにしろ1個や2個ならまだしも、こんなに沢山入れたら絶対に気が付かないはずは無いですものね・・・

まあ真相はわかりませんけど・・・。
このキットには他にフェニックス純正のモンテカルロ用のトランスキットも付属していました、そのうちに作ろうと思われて買っていらっしゃったのでしょうけれど・・・勿体無いですね。

私も同じ事にならなければ良いですが・・・息子が作るかな・・・!?人事じゃないです(笑)

最後はコブラです。
コブラというとメイクアップのフルディティールの物を思い出しますがこちらはプロポーションモデルになります。
形の好き好きは有りますからどちらが良いとはなかなか言えないのです。
又部品単体で見た時と組み立てた印象が違う場合も有ります。
昨夜だったか所さんの番組でこの車が出ていましたが実車も相当なボリュームが有りそうに見えましたから案外この形状で良いのかもしれません。
フェニックスのモデルはメイクアップの物よりも一段と力強い印象が有りますね。


早くタイヤの付いた姿を見たいですね~!

2012-07-03 09:46:06 | Heinkelキャビンクルーザー
今までの画像はボディにホイールが付いた物をご覧頂いていましたのでタイヤが3輪に装着されてボディが地面から浮き上がった姿を早く見たいですよね~。
私も見たいです。
しかしリアまわりの部品がもう一つだけ作ってないのでもう少しお待ち頂きたいです、本日のブログの後半ではほぼ確実にご覧頂けると思います。
まだ制作してない部品はガソリンタンクの給油口です。
リアカウルの上側、リアウインドウとの僅かなスペースに農機具用の様な小さな物が付いています。
最近農業が多いので例えが農機具になってしまいましたが・・・昔のスクーターなんかも金属製の鍵も無い物がただねじ込んであっただけでしたね・・・あんな感じの物が付いている様です。
それでは余りにもチープなので真鍮の丸棒から挽き物で作ってみました。
今回は取り付けゴム製の台座も一体に制作してメッキに出して台座の部分だけ塗裝をしようかと考えていますが、部品を作った時点で余りにも高級感が有るようだったらキャップだけアルミの挽き物に替えた方が良いかもしれません・・・まあイメージの問題ですが。


ボディに取り付けるとスペースに対してギリギリですね~。


やっと満足のいくタイヤが完成致しました。
ブログには出していませんが何度か試作を繰り返してやっと気泡の無いタイヤが出来ました。
画像はシリコン型から取り出した時の物・・・名瀬だか知らないけど今回は小さな気泡が入りやすかったですね。


ついにタイヤが付きました。
タイヤが付いて正規の車高が出ると3輪車の特徴がよく見えますね~!

バックショットをもう一発!


気になっていたフロントのホイールハウスを確認致しました。
スポーツカーなどはホイールハウスとタイヤのクリアランスがかなり小さい方がかっこいい仕上がりになりますので意識的にそうセティングする事も有りますがこの車は別です。
実車もホイールアーチとタイヤの隙間はかなり大きく開いておりアーチの形状はタイヤのRと全く合っていません。
画像はまだ未修整の物ですが、多少の修正はしても大きく変えずに基本はこのままでゆきたいと考えています・・・。
この方が何となくこの車の野暮ったい感覚と言うか洗練されていない雰囲気を出せると考えております。

テールまわりの部品を製作

2012-07-02 17:10:46 | Heinkelキャビンクルーザー
本日は昨日の雨が嘘の様に晴れておりまして午前中は外でサツマイモのツルを植えました。
また植えたの??って思われる方はダイアリーの方をご覧下さい顛末は今夜にでもアップしておきます(笑)

午後からはきっちり制作です。
先にリアまわりを進めておこうと思っております。
理由はさしてないのですが部品点数が少し多いのでこちらから・・・と言う様なたわいもない物です(笑)

さてまずはテールランプの制作です。2mm程の真鍮丸線をバイスで挟んで潰して楕円に致します。
真鍮丸線の潰れていない部分を旋盤にくわえておいてセンターに0.8mmの穴を開けておきます、この穴が後で加工する場合のもち手になる訳です。
また取り付けの為のピンやメッキの時に電極を取り付ける部分になります。
左右を同じ形状にする為に2個分を一緒に削りだして楕円の形状を合わせるのは言うまでもありません。


画像の実車のテールランプを見ると楕円に少しテーパー形状が入っている様なのでリューターにくわえて削ります。
そうそう先ほどの穴に0.8mmの真鍮線を通して持ち手と致します。


出来た物を取り付けたのがこれです。
まだメッキはかけておりませんがこんな感じになります。


次はフライスと旋盤をコンビで使います。
ナンバー灯を作りますが左右が均等な形状になる様にフライスを使ってだいたいの形状に削ります。
素材は真鍮の丸棒で直径が5mmの物です。
100%これで削る事が出来れば良いのですが私の腕では無理ですね(笑)
ただし機械をうまく使う事で左右均等にする事は出来ますからいくらかの手助けにはなりますね。


ここまで削ったらまた旋盤に戻ります。
突っ切りバイトで切り取ってやれば正確にカットする事が出来ます。


書き忘れておりましたがこちらにも最初にセンターに0.8mmの穴を開けております。
後で開ける事は出来ませんので最初に開けますよ(笑)
手で削る場合は0.8mmの真鍮製のピンをピンバイスで使って固定しておくと楽ですね。
エッジの部分に少し丸みを付ける様に削ります。


ボディに取り付ければなかなか良い感じですね。