Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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スキャンの準備は出来ましたが・・・

2012-07-09 14:28:42 | Bluebird 1933
本日は朝からスッキリと晴れ上がって湿度も低く気持ちの良い天気になりました。
こんな日は朝からしっかり制作をしたいのですが外の畑が呼んでおりまして・・・少しだけ農作業です。
本日の農業はジャガイモの収穫を致しました。

制作もしっかりとしたいので「今日はいよいよスキャンだ!」と勢い込んでおりましたが半年と少し前にWinPCが壊れた事はどこかに書いたと思いますがあの時にMDX-40のドライバーやスキャンのソフトなどが全てリセットされてしまい消えてしまっているのでした・・・。
という事は再インストールをしないとMDX-40はただの箱ですね。
仕方ないのでMDX-40に関わるドライバーやソフトを全て再インストール致しました。

このインストールも随分前に1回行っただけですので覚えているはずもなく・・・難行苦行の連続です(笑)

何とか全てのドライバー/ソフトを入れて今度はスキャンの設定ですがこれもまた何度もやり直しをしなければなりません。
理由は簡単です、余分な余白をスキャンさせてしまうとデータがとてつもなく大きな物になってしまいましてPCのメモリーを大きく消費してしまいます。しかし若干の余白はないと後のキャスティングがうまくいかないですからね~難しい所です。
下の画像はスキャンが始まった所です。


スキャンが始まってから少し時間が経過した頃にPCの画面を見て少し驚きました。
スキャン終了まで1888分ですか?
・・・・1888分って1日の24時間とプラス7時間と少々ですよ!?
考えられないくらい時間がかかりますね。
今日はPCを動かしたまま帰宅しなければならないですね。


MDX-40が稼働し始めるまで時間が余分にかかってしまいましたが、スキャンを始めてしまえばこちらの物です、スキャンは機械に任せておいて私は私の仕事を進めます。
先日仕掛けていたのはシャーシの図面を書く事でしたね。
画像は1931~2年くらいのネイピアエンジンの頃のシャーシです。
1931~2年はネイピアエンジンでしたが1933年からはロールスロイスエンジンを使っております。
ボンネットの上だけが少し変わった様な印象ですが実は大きく違っているのがこのシャーシの部分でして、フロントのオーバーハングの部分がラジエターまで延ばされておりましてフロントのサスペンションのリーフスプリングの取り付けなどが大きく変更されております。
実際にこの部分を溶接で延ばすのは強度の問題から難しく恐らく新しいシャーシを作っていたのではないかと考えられます。
シャーシは新たに作らないといけませんので色々な部分を想像と推測で作り上げてゆかなければなりません。
シャーシは1個作ればそれでOKとはならない様な予感がしますね。

スキャンの準備の続きです

2012-07-08 14:21:06 | Bluebird 1933
機械があれば簡単にスキャンが出来る・・・とお思いかもしれませんが機械というのは人間の手助けをする物ですので指令を発しなければ何も役に立ちません。
しかし指令と言っても完璧な指令というのは大変難しいですね。
そしてスキャンがしやすい様に形状を変えてやらなければなりません。

本日の作業はそんな形状の変更作業になります。
画像の部品はよく見えないかもしれませんがオイルか冷却水のポンプでしてこの部品は左右から型を合わせて両サイドをモールドしてあります。
こんな場合は片側を犠牲にして一方の面だけ形状をスキャンする事になりますのでスキャンしない面は削ってしまいます。

ここでメーカーから取り寄せたスペアパーツが役に立ちますね。
スペアパーツから同じ部品を取り出して来まして今削った面と反対側を削ってやります、並べて一緒にスキャンすれば両方の型を一回でスキャンする事が出来ます。不幸にもスペアパーツが入手出来ない場合はシリコンゴムで同じ部品をコピーしておいて同様の作業をするか油粘土に半分埋めておいて片側をスキャンして反対側に埋めて再度スキャンすれば良いのですが・・・シリコンゴムで複製するのとどちらが楽でしょうね~(笑)
片側ずつ削った物は合わせればこの通りもとの形状になる事を確認しておきます。


今まで両面をスキャンする為に中央で切ったりしておりますが普通の鋸では無駄になる部分が多くてうまくいきませんでした。
本日使用しているのは有限会社プラッツさんが販売しておられる『職人気質』シリーズとでも言いましょうか・・・その中のハイパーカットソー0.15PRO-Cという鋸でしてカットする刃の厚み0.15mm!?しか無いのでカットしても無駄になってしまう部分が大変少なくて済みます。
この鋸は元々数年前の静岡ホビーショーでアレックという会社(元々はたしかCMCの1/18ミニカーを輸入しておられたはずですね)がもっと短い刃渡りの物を販売していらっしゃいましてもっと刃渡りがないと1/43はおろか1/24のボディなどが加工出来ないですよね~?と私が言ったからなのか!?(他の方にも言われたのか真偽のほどはわかりません)次の年の同ホビーショーでアレックさんが作って来られたのです。その時は業者招待日だったので販売は出来なかったので知り合いの模型屋さんから取り寄せてもらいまして使っております。刃の厚みが薄いから無駄になる部分が少なくて非常に良く切れます。
もしどこかの模型屋さんでご覧になったら一度使ってみて下さい、けっこういけますよ。


ついに部品の加工が完了致しました。
但しどれもこれもスキャンして使うのではなく旋盤で挽き物を作った方が良い部分はカットしてスキャンさせない様にしておくとデータが必要以上に大きくならなくていいですね。


スキャンさせる部品はスキャン中に動いてしまうと正確なスキャンが出来ませんのでプラ板に接着して固定致します。
間隔を最低限開けておいてなるべく小さなマスの中に並べる事が必要になります。
スキャンする面積が広いとPCのメモリー容量がかなり必要になって来ますので出来るだけ小さくコンパクトにしたいですね。

久々の登場です!!

2012-07-07 22:07:15 | Bluebird 1933
ブルーバードの新しいカテゴリーを作ってから少しご無沙汰しておりましたがハインケルが仮組を終えましたのでブルーバードの製作も進めていく事になります。
基本の製作は少し前に書いた様にタミヤの1/32スピットファイアーのRRエンジンをパンドラモデルのメタルキットに搭載して1933年のフルディティールモデルを作ろうと言う事になります。
1/32を1/43にそのまま搭載するというのはなかなか無茶な話しでして実際には縮めてやらなければなりません。
しかしその前にスピットファイアーのエンジンとブルーバードのエンジンは同じ物ではないので少し加工をしてやらなければなりません。
基本的には同じレイアウトを取りますが少し形状を見直してやらないとダメな部分も有ります。
その一つが下の画像の部分ですがコレはブルーバードのエンジンとしては(エンジンの搭載方向が飛行機と車では前後が逆方向になっています)エンジンの前側に付いているスーパーチャージャーの厚みが少し厚すぎるので薄くしてやります。
左側に切り飛ばした部分が薄くなる部分ですね。


画像はブルーバードに搭載されている物と同じ航空用エンジンです。
ただ動力のアウトプットの向きを考えれば航空用そのままの様ですが、スーパーチャージャーがスピットの物と比べると小さいのがわかりますしインタークーラーが付いていない様に見えます。


仮組をしていたエンジンを分解して一つ一つの部品をスキャン出来る様に準備していかなければなりません。


スキャンは片側だけになりますので、スキャンする為には裏側のピンとか位置決め用のボスなども除去しておく事になります。


プラモデルのパーツでは金型を左右から合わせる事で裏も表も一体に表現出来るのですが、スキャンをするとなると少々厄介な物にります。
ですから下側の画像の様に一つの部品の中央に切り込みを入れて左右に分解して別々にスキャンをする必要も出て来るのです。
コレは大変に厄介な事なのですが1/32~1/43に大きさを変更する為には避けて通れない行程なのです。




仮組を解除致します

2012-07-07 21:38:13 | Heinkelキャビンクルーザー
生まれ育った土地で生活をしておりますとある程度の歳になりまして、また自営業などをしておりますと色々な役をしなければならない事も有ります。
模型の製作の様な引きこもった仕事でしかも外の方との関わりが余りない仕事をしてお有りましても色々な役を仰せつかったりします。
昨年までは地元の「はもの祭り」の企画委員でしたが、今年から安来市文化協会の理事を受けたので「はもの祭り」を卒業させて頂いたと思ったら今度は卒業した安来高校のOB会の理事がまわって来ると言う始末、もう本人の能力以上の仕事でして大変忙しいです。本日はその高校のOB会の理事会が有りまして2時間程会議に出て来ました。懐かしい先生の顔も有りまして何時もとは違う時間を過ごす事が出来ました、ただやはり私の力量よりも大きな力を必要とする様でしてなかなか疲れますね。

さて製作の方ですが、本日ハインケルは画像が1枚しか無いのです。
と言うのも仮組を解いて塗装の準備にかかる事にしたのでアセトンのお風呂に入ってもらっています。
アセトンで瞬間接着剤を溶かす場合は時間をかけて接着剤を溶かしますので蓋の有るガラス瓶を使って漬込む様にいたします。

今日は余り制作が進んでいません

2012-07-06 14:03:50 | Heinkelキャビンクルーザー
昨日の夕方の事でした、倉庫の方に材料を取りに行こうとして勝手口から外に出ようとした時でした、つまずいたのでとっさに左手を柱に・・・パキッと音がして左手の薬指に激痛が走りました・・・。
いたくて冷や汗は出ますし激痛で目の前が白く見えていました(笑)
本日になって内出血が有りますし指が曲がらないので病院に行く事に致しました。
レントゲンを撮ってもらいましたが骨は大丈夫そうで一安心・・・
但し関節を傷めているので全治3週間らしいです、薬も治療も何もないけど3週間かかりますって!?
まあしょうがないですね、又部品を支える左手を負傷してしまいました・・・汗!
総合病院は初診の診察が時間がかかりまして9時半に行って帰って来たのが1時半です・・・仕事にならないですね~。

そんな中少しだけ制作を進めておりましてフロントのセンターバンパーを作っております。
焼き鈍した1.5mm角の真鍮角線をおおまかに曲げてフロントドアにフィットさせておいて外側を削っております。
幸いにしてこんな作業はハンドバイスが有りますので少しは楽に作業が出来ますね。
ただし半分ずつ削りますので左右のバランスをとりながらですね。


左右のバランスを見ながら合わせます。
この状態もまだ一番荒いヤスリで削っていますがこの後少しずつ細かなヤスリに変えてゆきましてヤスリ傷を消してゆきます。
(この画像の薬指の第2関節が不調です・・・この角度から見る限り何の問題もない様ですが・・・力が入りません)


バンパーの切削が完了しましたら取り付けステーを取り付けます。
裏側に0.6mmの穴を開けてピンを植えておきましていよいよボディに取り付けです。
後側は0.8mmのピンでしたがフロント側はドアの下側までの寸法が厳しいのでピンを細めにしました。
強度は落ちますが繊細な取り付けになりそうなので・・・


バンパーの磨きをかけておきます。
まだメッキに出す訳じゃないですが一応バフがけをしておきヤスリ傷が無くなる辺りまで磨いておきます。


奇麗なバンパーを付けてみました・・・こんな場合モノクロ画像にすると磨きの確認が出来るのですが、モノクロにするのを忘れていました。