Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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最終組み立てVer.12

2015-12-13 21:56:39 | Osca Dromos Zagato
今日は午前中は降水確率が高かったのですが午後からは20%程・・・だったはずですがず~っとシトシト降っていましたね。
それは夜になっても同じ事・・・先程自宅に帰るときも降っていました、良く降りますね。

今日は集中して製作がはかどるはずでしたが午前中から有り難い事に御来店が多くて私の方の仕事は全く進みませんでした(笑)
それでも少しは進めなければ・・・
リアのテールランプの下側に有る反射板を接着しました。
座りが悪くて少々調整が必要になったのですが塗装済みのボディの手直しはかなり時間をかけて取り組まないとボディに傷を付けてしまったら一巻の終わりですからね~。全くヒヤヒヤ物です。

ついでに作っておいたフロントのウインカーも取り付けております。
これもちょっと難しいのは丸い形状ではない事や斜めの面に付けなければならないのでやっぱり微調整は必要なんです。

ドアの開閉ボタンを作っています
そう難しい物ではありませんが金属リングと0.8mmの洋白線にバフをかけておりますが接着はこの後エポキシ接着剤でボディに取り付けますのでリングとボタンは軽く瞬間接着剤を点付けですね。
リングが斜めなのは取り付けの面が斜めだから・・・と言う良い訳(笑)

ここまでで時間切れです。
明日はサイドのウインカーとエンブレムそしてライト周りですね。
ここから先でも難しい点は二つあります。
ライトカバーの枠とウインドウ周りのアルミのパネルですね・・・ここは難しいですね~。

制作前の準備Ver.2

2015-12-12 22:55:52 | いすゞ117Coupe
昨日、届いたスカイラインジャパンのホイールを計測してみました、と言ってもスケールで当たっただけですが・・・。
何と10mmも有ります10mmと言いますと43倍しますと430mm・・・つまりホイールの直径で43cmも有る訳です。
1インチは2.54cmですから16.9インチ・・・つまり17インチ近くになります。
近く・・・と書きましたがこのサイズですがタイヤが嵌まる部分の寸法を言いますのでリムの耳の部分は少し大きい訳ですね。
117クーペは確か標準は13インチだったはずなのでリムの耳の部分を入れても35cm程になりますね。
それを1/43にしますと若干大きめにみても8.2mm程になりますね
10mmはどう考えても大きいですね(笑)

まあどちらにしても分解しない事には何も始まらない・・・
裏返してみますとなにやら「やっつけ仕事が」寸法が合わなかったのかラジオペンチかなにかで強引に穴を広げていますね。
この様な仕事は好きじゃないけど・・・中国の方の仕事かな??

どんどんビスを外してゆきますと・・・なにやら電池ケースが出て来ました・・・何だこれは?

フロントはステアする様になっていますが・・・これはおもちゃか?(笑)

どうやら電飾の付いたモデルも有ったんでしょうか??それともそんなモデルを流用して作ったのかな?

タイヤを外してみますとホイールのゴールドの塗料がベトベトになっています。
どうやらタイヤが変質して塗料を侵してしまったらしい・・・
このモデルをお持ちの方は多分全部こうなっているんじゃないかと・・・ちょっと心配ですね。

軽くシンナーに付けて付けておきますと侵された塗料は簡単に剥がれてしまいました。

裏側も同じ様に・・・

念のために117クーペに付いていた元々のホイールも検証してみましたが・・・コチラも9.5mmも有りますね。
元々オーバーサイズだったという事ですね・・・
タイヤに合わせて適当にホイールを大きくしてしまうのが最近の流行でしょうか??
それとも最近の方は細いホイールなど見た事が無いので最近の印象に合わせる為にホイールを大きくしているのかな??昔っぽくなくて・・・と思うのは私だけ??

あれあれ!届いたミニカーはさっさとジャンクになってしまいました。
その内ジャパンを作る事も有るかもしれませんので欠品しない様に袋に入れておきましょう。

それでもと思ってご依頼者の方に貸せて頂いたカタログを見てみました。
やはり13インチですね・・・・

シンナーに付けておきますと全部塗料が剥げました。

ミニカーのホイールにはリムの部分にタイヤの外れ止めに耳が付いていますが自作のタイヤを取り付ける時に邪魔になりますので削っておきます。
左が削った物、右がオリジナルですね。

耳を削るのはこんな方法で回しながらペーパーを当てて削ります。

ウ~ン1個だけ失敗をしました。
シンナーに浸けておいたらプラが弱ってしまった様で割れてしまいました・・・。
まあ複製は3個有れば十分出来ますから心配は無いのですが・・・
問題はどうして小さくするのかですね・・・。

最終組立てVer.11

2015-12-12 22:21:21 | Osca Dromos Zagato
今日は午後から天気が持ち直すと聞いていたのに、全く持ち直さずパラパラと雨が降っていましたね。
時々止み間はありましたが晴れず・・・曇ったままでした。
何時もの山陰と言うには少し暖かく冬?という感じでしたね
夜に自宅に帰る時にも8度も有りました。
通常の年ならせいぜい4~5度くらいで寒いのですが・・・暖冬なんでしょうね。

さて最終組み立てをどんどん進めなければなりませんが、部品を作りながらですとどんどんと言う訳にはなかなかゆかないのも事実です。
今日はリアから組み立ててゆく事に致しました。
まずはリアの六角なメッシュを切り出します。
使ったメッシュはハセガワトライツールの物でステンレスのエッチングの物です。
切ってから削り合わせます・・・4台共同じ作業をしてから塗装をいたします。
画像は合わせ中なのでまだ未塗装です

セミグロスブラックを塗るなら一緒に塗りたいのでその上側のメッシュモ切り出しました。
このメッシュは上側にRが付いていますのでなかなか手間がかかりまして・・・合わせるのは大変ですね。
メッシュはサフを塗りますと穴が小さくなってしまいますのでミッチャクロンをエアブラしで塗ってからセミグロスブラックで塗りました。

次は同じリア周りという事でテールレンズを作ります。
一番大きいのはリアフォグとバックランプですがこれが直径2.3mm程ですね。
アクリルの板をカットした物を削るのですがアクリルの場合はスパンが長い物を少しずつ何度も削ってゆきますと柔らかいので刃物が当たっただけで先の部分が逃げてしまい真っ直ぐに削る事が出来ません。
この様な物を削る場合は先端を2mm程削って直径を確認しておきまして丁度良い刃物位置が決まったら一発で削ってゆくと真っ直ぐ削る事が出来ます。

削ったアクリルの丸棒は旋盤で切ろうとすれば必ず折れてしまいます。
仕方がないので糸鋸の刃を細かな物に交換しておきまして糸鋸で厚さが0.8mmになる様に切ってゆきます。
一つ切ったら切り口をペーパーで整えてから次を切る様にしますと切ったレンズは片面だけはきれいな面を作る事が出来ます。
この一面だけでもきれいな面を作る事がこの後の作業をするのに大変重要なポイントになります。
そう!次の作業は厚みが均等になる様に片面を両面テープで止めておいて糸鋸で切った面をペーパーで削っています。
片面をきれいにしておいたのは両面テープで接着しやすい様になんですね、しかも斜めに接着してしまえば真っ直ぐに削る事が出来なくなってしまうのです。

次は同じ様にウインカーのクリアーオレンジの物を削りますがこれは直径が1.4mmしか有りませんから一層折れやすいのです。

作るのは何も丸いランプだけでは有りません、この部品はフロントのウインカーでちょっと細長めの小判型ですね。
このアクリルは厚さが3.0mm幅が3.0mmしか無いので厚みで言えば3.0mm以上の長さをもつレンズは作れないと思われるでしょ?
ところがレンズは3.3mm程の長さが有るのです・・・長手の方で作れば良いと思われるかもしれませんが個々に削る必要がありますのでそれでは同じ形状に作る事が出来ません。
そこで考えました。
楕円形に削っておいて斜めに切り出せば長さが長い物が作れますね!

都合の良い事にこのレンズが取り付けられる部分は斜めになっている場所でしてね、丁度良かったと言う訳です。
ピッタリと収まっていますね。

ここもまた斜めに切ってから次を切る前にペーパーで切り口を整えておきます、これは先程の理由と同じですね。

ペーパーで表面を整えましたら爪楊枝に固定します・・・磨くんじゃないかって?
いやいや今回はウレタンクリアーを塗って表面を整えます。
レンズン表面が少し丸い方が感じが良いので・・・磨きから塗りに変更ですね。

表側を塗ったら裏側にポンチで抜いたタバコの銀紙を貼付けましょう。

そしてボディに取り付けです・・・。

うっかりした事にテールランプの斜め下に有る赤い反射板のクリアーを塗り忘れまして・・・只今塗裝中です。

リアのメッシュも取り付けましたが・・・光の関係で見えませんね。
このメッシュの接着は木工ボンドで行ないましたが硬化しますと適度な接着力と透明になって見えなくなりますので丁度良いですね・・・クリアーボンドみたいに糸を引かないですしね~

明日は反射板から始めて・・・ドアの開閉用の押しボタンなどを作りましょう。
フロントまで出来れば良いですね・・・。

製作前の準備

2015-12-11 22:19:46 | いすゞ117Coupe
今日は荷物が一つ届きました
西部警察・・・いま少し流行なんでしょうか??
流行なのはアブデカ!?いやいやこのタイプの話題に疎い物で・・・よく分りませんが・・・(笑)
どちらも昔はよく見ていました・・・


話は元に戻ります・・・
いすゞ117クーペは塗り替えが主な仕事なのですが少し加工をしなければなりません。
その一つがホイールの変更なんです。
多分このご依頼者の方が乗っていらっしゃったお車だろうと思いますが当時のドレスアップとしてホイールが交換されていましてカンパニョーロホイールと言いますと懐かしがる方が沢山いらっしゃると思います。
当時はかなり高価なホイールでしたので私はご縁が無かったですがデザインはなかなか秀逸でしたね、確かカンパニョーロのエレクトロンって言ったんでしたかね~。
でショップからこのディノに付いている出来の良いホイールを送って頂く事になっていましたが・・・どうも雰囲気が当時と違うな~と思っていました。

それでもと思ってグーグルで画像を探してみますとやっぱり違いました。
ディノはホイールクリップナットが5本なのでスポークの部分が10本になっているのですが117クーペはホイールクリップナットが4本なのでスポークが8本になっているのです。
1/43のホイールでスポークの本数が8本か10本かと言う違いはホイールのデザインが全く違うくらいの意味を持っているのです。
そこで西部警察なんですよ・・・
画像を検索していましたらマシンXのホイールにカンパニョーロのエレクトロンが装着されていたのです。
これならミニカーが出ています・・・すでにショップさんでは売り切れなので入手はちょっと大変でしたが・・・
それがこれです・・・

これなら60扁平のタイヤを使えばOKかな・・・当時は70扁平だったかもしれないんですが・・・
117クーペは13インチ、スカイラインのジャパンは14インチだったと思うのです・・・
次の仕事は合わせですね・・・

最終組み立てVer.10

2015-12-11 22:00:47 | Osca Dromos Zagato
今日は全国的に荒れ模様だった様ですね。
どこでしたっけ・・・?
夏日だったとか・・・と言う事は気温が25度以上有ったと言う事ですよね。
今12月ですよ!?
考えられないですね・・・私が生まれてから記憶が有る限り12月に本州で25度以上有った事は無かった様な気がします。沖縄なら考えられない事も無いのですが・・・

私のアトリエのまわりは気温こそ15~6度程だったと思いますが雨が凄くてね~
画像こそ有りませんが、アトリエの前の側溝は溢れてしまいまして道路が40cmくらい水没してしまいました。
幸いな事にガレージに浸水する程じゃなかったけど・・・いままで12月にこんなに降った記憶は無いですね。

さて製作を始めましょうか・・・今日の目標はコクピット内のパーツを全て組み上げてボディとシャーシを一体にして仮組台に固定する所までですね。
まずは昨日取り付けかけていたシートベルトを接着します。

そしてシートベルトのパッドを作ります。
赤いシートベルトの3インチの物をカットして作っています、ただここにもDromosuの専用ロゴが入っていますからこれも再現しておいたのは1台目の物と同じです。
見え難いからと言って省略はしません。
シートベルトの布の上にデカールを貼る場合糊を木工用ボンドを使って補強しておいてからアクリルシンナーを使って十分に軟化してから水を含めた綿棒で押さえて密着させます。
そしてシンナーと水分を完全に飛ばしてから取り付けましょう。

これでやっとシャーシとボディが一体化出来ます。
一体化しますとこんな感じでサイドウインドウから見る事が出来ます。
後ろから見ますとこんな感じです。
ここで良く見て頂きたいのはリアの熱気抜きのメッシュですね。
実車通りの雰囲気で再現する事が出来ましたね・・・僕は実車のこの角度から見た画像でここをキルティングの様な内装が付いているのと勘違いをしてしまったんですよね・・・皆さんにはそう見えませんか?(笑)

いよいよシャーシボディに取り付けます。
ボディ側にはすでに穴をあけていますが、使った皿ビスでは少し長さが有りまして穴の奥に当たってしまいました。
そこでもう少し穴を深めに掘り直し・・・これが難しいんだな~下手をしますと穴が貫通してしまいますからね、このタイミングでのミスは致命的ですからね。
十分に注意して慎重な作業を要求されます。

でもこれでやっとボディとシャーシが一体化ですね・・・
ここまで来れば直ぐにでも仮組台に取り付けられると思うのはちょっと甘いですね。
エキゾーストパイプを取り付けておかないと仮組台に付けてからでは付け難いのです。
エキゾーストパイプは外径1.4mmの真鍮パイプを長さ5.5mmにカットして加工します。
カットしただけでは切り口が不揃いになりますし、実車のこの部分はカットした普通のパイプになっていますので厚みが見えない様に削らなければなりません。
リューターにくわえておいてペーパーをかけて削ります。
内側は三角形のビットを使ってリューターで加工します。

塗装はガンメタリックですがエンドパイプの近くをフラットブラックで煤けさせているのは実車と同じですね。
実車は触媒は付いているのかな?付いていると余り煤けないんだけどな~??
エンド部分が少し煤けているのがわかるでしょうか?

そしてやっと取り付けです。
テールの部分から出っ張らない様に少し奥まって付いています・・・そんな感じに付けます。
UさんNo.0337のシャーシですよ・・・

4台共やっと仮組台に載りました。

明日は正面側から作りましょうか?それとも後ろから?
ウインドウは汚れるといけないので最後ですかね・・・