Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

本日は台風の為に早仕舞いです

2020-09-06 20:24:51 | mini pickup truck
本日の山陰は午前中から午後のティータイムくらいまでは実によい天気でして・・・
午前10時頃までは比較的涼しく・・・
これなら台風に備えてキュウリの棚を分解して・・・オクラも収穫してと・・・作業は順調に進みました。
作業を終えてアトリエに戻った辺りから急に暑くなりまして
その後お昼頃までは台風を予感させる様な事は全く有りませんでした。

午後にはすこし雨がパラパラ来まして木製のテラスが濡れる位です。
その辺りで撮ったのは下の中庭です。
雲はまだそう多くなくて、これならまだ良い天気と言えるでしょう。

この後、どんどん雲が厚くなりまして・・・明らかに雲の流れる向きが変わってきましたし動きが速いのです。
今夜から荒れ模様かな〜。
皆さんの所で被害がない事を祈っております。

今日は点火コイルを作っています。
デスビにコードが5本差し込んでありますから点火コイルを作らないという選択肢は有りません。
旋盤で真鍮の丸棒を削っています

中央にコードが差し込める様にパイプを差し込んでおきます。
一体に削っても良いのですが穴の大きさが0.4mm欲しいのでやはりパイプを使った方が楽ですよね。
旋盤で0.4mmの穴を開けるのはセンターの狂いとかも有りますからなかなか難しいかな〜

その穴を使って持ち手にして塗装をします。
インセクトピンを差し込んでおきまして塗っています。
カラーは昔よく使ったボッシュの点火コイル風に・・・水色ですね。

エンジンルームにコイルを取り付けました
まだ高圧コードは差し込まれていません・・・
明日には大丈夫かな!?


と言うのも今日は台風が近くなっていまして荒れ模様になると言われていましてね
早仕舞いをする事にしました
何故かって?
アトリエの前の道路は少し大雨が降りますと冠水してしまいましてね、車が浸水してしまうほどなんですね。
アトリエの建物は少し嵩上げしてありますから浸水はないのですが
帰れなくなる事も度々なので・・・
早めに帰ろうと言う事にしました。午後7時の時点ではまだ九州の南部に台風があるんですね〜
と言う事はこれからと言う事なんですよね


まあ注意するに越した事はないですね。
皆さんもお気をつけください・・・まだまだこれからなんですよ。



マルシェル(Marchel)キャンペーン参加準備中です

2020-09-05 20:10:45 | その他
マルシェル(Marchel)ってご存知ですか?
先日某所からご連絡を頂きましてご協力頂けませんか?というお問い合わせを頂きまして調べてみました。

説明にはこの様に書いてありました・・・

マルシェルは、主にハンドメイドの作品の
「売りたい」と「買いたい」をつなぐサービスです。
連携するブログサービス「goo blog」で販売する
「作品」の過程やバックグラウンドを伝えることで、
より「人」対「人」の取り組みが生まれる仕組みがあります。

マルシェ: Marche(フランス語で「市場」の意味)

Special 特別な作品の
Spell ストーリーを書き綴り
Circle 売買を通して仲間になれる場
この4つの言葉の意味を込めて「マルシェル」は生まれました。

・・・と言う事でして、メルカリやヤフオクとはまた一歩違ったアプローチなのですね。
私がプロになった時にもしこれが有ったらもっと簡単に仕事が進んだかもしれません・・・便利になった物です。
以前より作家は作品の説明をする必要が有ると思っておりまして・・・
どこをどの様に表現したのか・・・またどう考えたのか・・・
なかなか説明をする場が無かった事も事実です。
私は以前からそれをブログに求めていました。
と言うのも私の作品は通常注文制作なのですが、お客様は遠方にいらっしゃるので毎日見に来られるはずも無いのです。
そこでブログで制作過程を楽しんで頂こうと考えたのがこのブログでした。
まあ作り方などを公開してしまう事に若干心配も有りましたが・・・これを越えてゆかなければ次の作品は無いと言う事に気が付きました。
次はもっと良い作品を作れば良いのですから・・・案ずるより産むが易し・・・でしたね。

主宰しているのはgooブログでおなじみのgooさんなんですね〜
奇しくも私のブログはgooブログを使っていますから今まで広告は出ていた(と思う)のですが更新作業で手一杯だったのでいままで気にしていなかった(失礼しました)
ひょっとして有り難い事に目に止めて頂いたのかな??

さて出品するのは良いのですが17年も前に作った物をそのまま出品するのは気がひけます
まずテスト用だったので木製のベースは市販品(ホームセンターの・・・!)アクリルのカバーも存在していません。
外の紙箱も無いのです・・・

まずは9月1日のブログをご覧になるとわかりますがここで現在使っている特製の木製ベースに交換しています。
この木製のベースは何年も乾燥させたチーク材を使って木工所を経営している同級生の友人(これもまた地元では有名な職人!)が作ってくれたものです。
裏にはサインと作品名を入れて制作ナンバーも書き込んでおきます

そして現在の標準仕様で赤いフェルトと紺色のStudio_Rosso特製の紙箱に納めておきました
発送での納品になりますのでカウルが脱落しない様に固定しておきます。
マスキングテープはボディに当たる部分には粘着部分が付かない様にビニールを当ててあります。


後でマルシェルの方からいらっしゃった方は私の事をご存じない方も沢山いらっしゃると思いますので自己紹介代わりに今までの流れを説明しておきます(笑)
今回出品する作品は私がプロになる前にテスト用として各ショップさんに画像をお送りする為に作った作品でした
当時1/43模型のショップさんと言いますと東京では南青山の「メイクアップ」さん巣鴨の「さかつう」さん恵比寿の「Mr.クラフト」さんの3店にプロとして採用してほしいと無謀なお願いをさせて頂きました。
まずは作品の写真を求められると思いますので3つ作ってみました。
1/43のプロを目指しますのでまさかプラモデルの作品の写真をお送りする訳にもゆかず・・・地元では売ってないし・・・当時は通販も難しかったので・・・(笑)

第一作はイタリアのMRコレクションのランボルギーニミウラSVでした
レジン製なのでプラモデルとそう変わらないから作り易そうという理由で・・・
今でもキットの説明書は残してあります。
右上に146とマジック書きされているのは制作ナンバーです
この時点で既に40歳を少し過ぎておりましたが20代の頃からサラリーマンの傍ら地元模型店のモデラーもしていましたのでその間に作った物の記録が残してある訳です。
145番まではプラモデルです。

そして147番は今回出品するモデルカーでして・・・
プロになる前に作った2台目の作品となります。
ベースキットはイギリスのSRCというメーカーの1/43Ferrari312PBです


余談ですがもう一台はイタリアのBBR製のフィアットクーペですね・・・こちらは制作ナンバーが149となります

148は?
と思われると思いますが149は地元模型店さんからの依頼品が来たのでそちらを作りました。
ちなみにフジミ模型の1/24トヨタMR2(SW20)でしたね〜
もうちょっと横道に逸れますと・・・
150と151は恵比寿の「Mr.クラフト」さんにいじょう3台の写真をお送りしたら同じキットを2個同じグレードで仕上げてみてくれと・・・テストで送って来られた物なんですね。
こちもイタリアのタメオキットのベネトンB194でしたドライバーはミハエルシューマッハでしたね。
複数の組立てが出来るのか試したかったのでしょう。



メイクアップさんとMr.クラフトさんは取り敢えず試験を合格し採用して頂きましたのでサラリーマンを卒業させて頂きましてそれ以来ず〜っと17年間自営業です(笑)
「さかつう」さんは同時に何人か試験を受けた様ですが該当者無しでした。
その後「さかつう」さんはスロットルレーシングカーの方に舵を切ってゆかれたのは記憶に新しいです・・・当時は車の模型用の部品も発売されていましたが・・・今はどうしていらっしゃるのでしょう?
自動車模型の業界では余りお話を伺わなくなってしまい寂しいですね。
「Mr.クラフト」さんも数年後にはお店をたたまれて模型関係はウェーブさんに売却されたのかな??一部はグッスマさんが受け継いでいらっしゃる様にも聞いたとこが有りますね。

随分お話が横道にそれましたが・・・楽しんで頂ける方に買って頂ければ幸いです。

シフトレバーの制作とウインドウの作り直しです

2020-09-05 20:08:28 | mini pickup truck
本日の山陰は午前中は晴れていましたが、午後からは曇りになりましたね。
しかも雲がかなり厚く夕方には風も出てきました。
空の厚い雲は北東から南西にかなり早い勢いで流れてゆきます。
多分台風10号の雲の外側辺りなんでしょうかね〜
余り被害のない事を祈ります。
山陰も明日の午後位から荒れ模様らしいです・・・

なので今日は昨日に続き台風の到来に対する準備をしておきました。
サクランボの木の枝を少し切りましたが片付けが途中だったので枝を運んでおきました。
ブルーベリーも最後の収穫・・・イチジクも風で落下する恐れの有る物は収穫・・・ついでに不要な段ボールもリサイクルステーションまで運んでおきました。
他にもキュウリの棚とかを片付けたかったし・・・まあこれで十分準備したとは言えないのですがやればキリが無いので、後は明日の朝の具合でもう少し片付けましょうかね。
本日夕方の中庭の空ですね〜
酷い空ですね〜


今日の本業ですね
昨日は作ったサッシににサフを塗ってボディカラーを塗りましたね。
一晩経過してボディカラーも硬化しましたので次はサッシにもウレタンクリアーを塗ります。
と言うのも・・・実車のサッシはボディと同じ塗装をされていますから模型でも同じ仕上げを必要とします。
艶が違っていたら変でしょう。

ガルフミニですがこのダッシュボードの年式ですとシフトレバーは比較的シートに近い部分から立ち上がります。
またシフトレバーの根元の部分はレザーのブーツの上側から見えているはずなので・・・ホワイトメタルの塊から削ってシフトブーツを作ります。
このブーツは綺麗な円錐だと嘘っぽいので少し歪な位が丁度良いのです。

まだ未塗装ですがボディに取付けて様子を確認しましょう
高さは少し高めになるのがミニ風です
スポーツカーとかはシフトレバー自体が短くてそのストロークも短くて如何にもスポーティなのですが・・・ミニは元々は自家用車ですから・・・(中にはスポーティーな物もありますけど)

ブーツを分解して塗装しまして取付けました。
これで忘れ物は無かったかな?

ボディの方ですが少し前にウインドスクリーンを取付けたのですが・・・
このウインドスクリーンに少し傷が有るのがマスキングテープを外した時点で判明しましたので取り替えています。
ウインドスクリーンの切り出しからやり直しですね。

仮合わせをしています・・・
巧くいけば接着ですが・・・もう一度作り直しましょう・・・
どうも巧くいかないですね〜(笑)
まあそんな事も有ります・・・。


本日は別件もありまして・・・少し早めの更新です。

サイドウインドウの型紙制作とサッシの塗装

2020-09-04 20:28:02 | mini pickup truck
本日の山陰は曇りです。
午前中には雨が降る様な予報も出ていましたが、全く降らずでした。
期待していたんですけどね・・・

そんな中ですが・・・
強烈な台風10号が迫っていますね。
昨日から天気予報はそれ一色です
最大の気圧は915hPaだそうでして・・・先日九州付近を通過した9号よりも強そうです。
最大の風速は60〜70m/sだそうでして・・・
1秒間に70mって・・・
1分間だと4200m・・・時速で言うと252km!?
うちのフェラーリよりも早いかもしれません(汗!)
そんな風が吹いたら多分私の自宅は飛んでしまいます・・・
周囲の家も瓦が飛んだりしますから家が飛ばないまでも甚大な被害が出てしまう様な気がします。
九州の西側を北上するという事ですから進行方向に向かって右側は余計に風が強いし雨も強くなる傾向が有りますから九州の方は気をつけられなければなりません、決して甘く見てはなりませんね。

私の方ですが・・・先日種まきをしたレタスの苗を倉庫の中に避難させました。
苗が台ごと飛ばされる恐れが有るからですね。
まあ中に入れておけば安心でしょう・・・これでダメなら何をしてもダメでしょう。

そして浸水被害が有ると困りますので・・・
Ferrariさんをジャッキで持ち上げましてタイヤの下に柱材を入れて持ち上げておきました。
このガレージは過去に2回浸水した事が有ります。
今は水路が少し改良されていてそこまで酷い浸水被害はないのですが・・・
それでも万が一の為に備えておく必要は有りますね。
後で後悔しても悔やみきれませんから・・・
たったこれだけ?と思われるかもしれませんが・・・過去一番酷い時でもこれ以上にはなりませんでしたから。


さて本業です
サイドウインドウは引き違いの窓にしますのでウインドウのパーツを切り出す為に型紙を作ります。
素材は・・・いつもの様に古ハガキですね
ハサミで切れますしペーパーをかけて削る事も出来ます。
丁度良い硬さですね

同じ物を2枚作っています
引き違いなので必ず重なる部分が出来ますからね
前側は後側に少し伸ばしますし後側は前側に少し伸ばします・・・なので2枚必要になるのです。

カットして必要な大きさにします
中央は少し(0.5mm位かな〜)長めにしておきます・・・
前後ろとも0.5mm伸ばしますと重なる部分は1.0mm程になりますね。

実際に重ねて取付けてみましょう
こんな具合に前側を少し開けて見るのも良いかも・・・
作品に動きが出ますよね〜
中に埃等が入る恐れは有りますが

このまま接着しますとウインドウの接着部分が見えると興醒めなので上に先ほど作ったウインドウのサッシを接着しますとこんな感じになります。
ウインドウのサッシはまだ未塗装なのでイメージを最大限膨らませてご覧下さい・・・(笑)

ここからはサッシを塗装します
まずはサフを塗っています
基本的に凹凸は余り無いのでサフはホワイトのままです、つまりボディ色の発色を重視します。

次はボディカラーですね
こちらはガルフミニの水色です。
ホワイトも塗って写真を撮りましたが余り塗った感じに見えません、まあサフがホワイトでボディカラーもグレーが少し入ったホワイトですからね〜
コンデジではその色の違いが見え難いのは仕方が無いですね。



明日は週末・・・秘密の仕事は出来ないので・・・通常業務をこなしましょう(笑)

サイドウインドウのサッシを作ります

2020-09-03 20:19:41 | mini pickup truck
本日の山陰は台風の余波で風が強かったですね。
早朝に目が覚めたのですが・・・強風で家が揺れているのがわかった位風が強かったです。
午前中もカラカラに乾いた風が吹き、空の雲は北の方角に凄い早さで流れていました。
余りにも暑かったのでオクラとイチジクを収穫したらすぐにアトリエに撤収しました。
まあ特に熱中症がぶり返す様な感じはないのですが・・・
今日は隣りのギャラリーの展示の入れ替え日でして・・・十分に準備はしておりますが何かと手伝いが発生する可能性が有りますからね。

中庭を見る限りはこんなに穏やかな天気なのですが・・・画像には風が写らないから・・・。
北の方角は画面左側の方になりますね・・・多分その空の向こうには台風9号があるはずです。


さて今日も仕事です
昨日の続きでガルフミニを進めます。
エンジンをシャーシに固定しましたので次はオイルフィルターを取付けます
ミニの古いタイプのエンジンでもオイルフィルターはカートリッジ式なんですね〜。
日本のホンダS500〜800までですと標準はカートリッジではなく中身だけのフィルターでフィルターのケースはエンジンの部品の一部なんですよね。
1964年式のホンダでさえカートリッジでは無いのですがミニは同じ時代に既に今と同じカートリッジ方式を使っているとしたら凄いですね。

続いてステアリングのセンターマークのデカールを貼ります。
これは先日ホワイトの物の為に作った物ですね・・・
センターマークはやはりないと変ですから。

ドアの内装を加工します
こちらもホワイトの方とほぼ同じです・・・
ドアポケットの上側にはクロームのモールが付きます。
唯一違うのはドアロックの部品ですね
ホワイトの物は実車がブラックでしたのでブラックにしてあります。
が・・・私が持っていたミニのピックアップにはクロームメッキの物が付いていましたのでこちらのガルフミニの方はクローム仕様にしています。
どちらが正しいのか私は知りませんが商用車という性格上メッキでは無くシルバーで塗ってあったりブラックであっても全く不思議では有りません。

次はフロントガラスを固定します
その前にバキュームしたフロントウインドウを切り出して削り合わせる作業が待っています。
これが結構時間がかかるんですよね。
1枚失敗しちゃいました・・・ちょっと削り過ぎたんですね。
小さくなった物はもう使えませんから・・・やり直しですね。

次はこんな部品を作っています。
これは何?
素材は真鍮の0.7mm幅の帯金です
途中を曲げています。

ウインドウのサッシでした
このミニはピックアップなのでかなり後期までスライド式のウインドウを使っていたらしいですね。
一番最後の方では普通のミニと同じくサイドウインドウが上下するタイプになったみたいです・・・。

実際にボディに方にあわせて長さを調節してあわせます。
通常は・・・
こんな部品ですとエッチングで作ってしまうのですが・・・
このミニは量産品では有りません・・・一つ一つ部品を手作りしていく作品です、回り道に見えますがこれが普通です。

ついでにホワイトの方の車体にもウインドウ枠を作っておきます
同じ作業は連続でやってしまった方が良い結果が出ますからね。


サッシを塗装したい所ですが・・・サイドウインドウのガラスの型紙を作っておらなければなりません・・・
明日はこの辺りからですね。