踊る小児科医のblog

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大竹修一先生禁煙講演会の要点メモ

2005年10月17日 | 禁煙・防煙
八戸市医師会 平成17年度学校医研修会 平成17年10月14日(金)
「Feel free to say "No!" …健康のプロとしてタバコに立ち向かおう」
 公立学校共済組合 東北中央病院 禁煙外来(放射線科) 大竹修一先生

<講演メモより>
(これは個人的なメモで講演の要約ではなく、表現やニュアンスなど間違っている部分があるかもしれませんので転載禁とします。抄録は後日いただけることになっているのでその時にまた紹介します)
・私たちがやっていること(肺がんやCOPDの治療など)は全てがタバコ産業の後始末
・アスベストとの比較 受動喫煙はアスベスト工場勤務に匹敵する
・ネットワーク Think Globally, Act Locallyを合い言葉に
・医療関係者の果たす役割 顔の見える学校医
・ポイントは「自由」
・研究会の活動は3つのグループ「防煙教育」「無煙環境」「禁煙支援」
・1人でがんばらない 仲間を増やす 飲み会から始めよう
・研究会-2000年から 中心メンバー30名/会員300名くらい 行事100人くらい集まる
・メーリングリストの活用
・医師会、四師会(医歯薬看)で活動-研究会メンバーが下支えしている
・二十歳までが勝負
・最初に1本-ニコチンの奴隷に
・防煙教育のポイントは3つ「依存性」「有害性」「CM」+「世界」
・有害性だけでは心に響かない
・3-6-3
 小3 依存性+有害性
 小6 依存性+有害性+CM
 中3 依存性+有害性+世界
・幼稚園~小1・2年が次の目標
・依存性 FDA1996 ニコチンは麻薬
・Knowledge is Power (Francis Bacon)
・だまされてはいけない
・タバコを吸わないことは自分や他人への愛情
・後ろ(家庭)にいる親向け
・教育はマンパワー 中心となる養護教諭を育てる
・教材「はむっち」、大五郎ビデオ、循環器学会DVD、「禁煙のススメ」など
・8マンの喫煙-誰も真実を知らなかった 無知ほど怖いものはない
・世界に目を向ける
・子どもからもらうエネルギー
・校長に会いに行くのが目的
・肺がんは医者が治すのではなく、政治家がなくす病気
・喫煙は個人の問題ではない
・Feel free to say "NO!" EUのCMより
・WHO世界禁煙デー標語より
・学校医として 提言/教育/PTA/宴会など
・1本目のタバコは「フック」 釣り針の画像
・未成年の禁煙外来 100人以上の中高生に
・大人は集団指導・予約制 小児は個別
・精神論で解決しない
・ニコチン依存はすぐに形成される-アルコールとの大きな違い
・キーワードは「苦しんではいけない」「1週間」
・ニコチンパッチの枚数 3枚まで増量可 小児は20から開始することが多い
・1-2-3
 1 捨てる 2 ?(「がんばらない」か-メモ不明瞭) 3 1週間
・6か月はフォロー 学校と連絡
・せっかく禁煙成功しても戻ってしまう 最初の1本を吸わせないことが大事
・市役所喫煙室設置中止要請のビデオ 市長の決断で設置中止 600万円
・タバコ産地での防煙教育 特別な配慮はしない 「真実」を伝える
・JTが主張するようないじめの例はない
・もし問題が起きたらきちんと対峙することがむしろ大切
・妊婦にも十分なICをとった上でニコチンパッチを使っている