踊る小児科医のblog

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ON LINE QQ こどもの救急ホームページ(日本小児科学会)開設

2006年02月02日 | こども・小児科
子どもの救急、公式サイトで判断に目安 小児科学会(2006年01月30日 朝日)と報じられていたように、標題のようなホームページがオープンしました。症状毎にチェックポイントをチェックして、それによってすぐ受診するか、様子をみるか、その場合の注意点などが表示されるなかなか良くできたページだと思いますので、是非ご利用下さい。

ON LINE QQ こどもの救急ホームページ(日本小児科学会)
http://kodomo-qq.jp/


詳しくは記事やホームページを直接ご覧いただきたいと思いますが、「このサイトについて」を開くと『このホームページには大きな目的があります。それは、「小児救急医療受診者を減少させる」ことです。おかあさん方にしてみれば、「こどもが病気になったとき、いつでもどこの病院でも適切な診断・治療が受けられるようにして欲しい」という思いがあり、この目的を疑問視する方もいるかもしれません。しかし、小児救急医療は現在厳しい状況におかれており、ぜひとも、今すぐにおかあさん方にご協力いただきたいのです』と書かれていて、さらに、
 小児救急医療の現状
 (1)増加する夜間や休日の時間外受診者
 (2)減少する小児科
 (3)なり手が減少している小児科医
 (4)過酷な状況におかれている小児科医
 医療サイドができること 患者さんサイドができること
について説明されています。

今までにも、プッシュホンによる電話案内やら、東京都の小児救急HPやらありました。また、現在小児救急24時間態勢や各県での電話相談事業(この件については別に触れるつもりです)などの取り組みもありますが、一長一短でそれぞれ問題を抱えています。八戸では急病診療所に毎日小児科医が出動する体制になっていますが、「全体の夜間の小児患者を増やすだけで病院にかかる時間外患者は減らないのではないか」という懸念が現実のものとなっています。いわゆるコンビニ医療に対応するために小児科医が消耗してなり手が減少するという悪循環を断たなければこの問題の解決はないという認識は病院勤務医のみならず開業医を含めた小児科医共通のもので、小児科学会のHPもそのようなことで作られたものです。

話は少しかわりますが、十和田市の県議補選に出馬表明した候補の公約に「中央病院への産科医配置」があげられているのに暗澹たる気持ちになりました。票集めのために選挙で公約したり、署名運動したり、大学に働きかけたり、そういったことで解決するような問題じゃないんだということが、まだ共通の認識になっていないのか…。

検証 医師不足 -地域医療の危機- 第1部「産科医がいない」