踊る小児科医のblog

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「世界の非常識」タバコ病裁判判決と日本列島縦断禁煙ウォーク

2006年02月03日 | 禁煙・防煙
コメントするのが遅くなりましたが、先週、「たばこ病訴訟:原告側敗訴が確定 最高裁が上告棄却決定」という判決がありました。高裁判決が出てから、最高裁で逆転勝訴になるのは難しいかと思ってましたが、この「世界の非常識」判決が判例として確定してしまうという事実に、あらためて驚かされますね。

ちなみに、
たばこ会社に94億円賠償 米オレゴン州最高裁が命令
こんな判決もあったようです。一人の患者(遺族)に94億円です。
金額はともかくとして、こういったところでこそ「対米追従」してほしいものですが。。

敗訴したフィリップモリスのHP(下記)をみると、もうタバコの依存性について争うなどという時代はとうの昔に過ぎ去ったことがわかるわけですが、日本の裁判官は海外に行って笑いものになるという経験がないのでこういう判決を平気で出せるのでしょうね。科学やその他の学問、経済、政治にせよ、全てグローバル化した世界で、いつまでタバコに関してだけこんな鎖国政策を続けるつもりなのでしょうか。(FCTCを批准したのはポーズだけか?)

タバコについては面白いニュースもあります。昨日情報を得ました。

WALK AGAINST TOBACCO 2006
愛媛在住のオーストラリア人である看護師・英語教師のMARK GIBBENSさん夫妻(奥様は日本人)が「喫煙の危険、受動喫煙の危険をもっと多くの人に知ってもらう為、たばこについて伝えながら九州から北海道まで3000kmを」3か月かけて歩くというイベントで、6月17日に八戸に到着します。こちらでもサポートやミニイベントなどを考えたいと思ってますので、こちらをごらんの皆さまにもご相談したり、参加を呼びかけてたいと思います。(まだ何もきまっていません)

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喫煙の健康への影響について
「喫煙と依存性について: 喫煙には依存性があるというのが医学・科学上の圧倒的多数の見解であり、当社はこの見解に同意しています。」
依存性について
「米国食品医薬局の報告
喫煙には依存性があります。 喫煙と依存性について、米国食品医薬品局(US Food and Drug Administration)が1995年の報告書で発表した結論は以下のとおりです。
・喫煙者の87%は毎日喫煙している
・喫煙者の約3分の2は、起床後30分以内にその日最初のたばこを吸っている
・1日20本以上たばこを吸う人の84.3%が、喫煙本数を減らそうと試みて失敗している
・禁煙に真剣に取り組む人でも、その1年後にたばこをやめている可能性は5%以下である
・現在、喫煙者の70%が完全に禁煙したいと言っている
・1日に26本以上喫煙する人の83~87%が、自分はたばこに依存していると考えている
・肺がんの手術を受けた喫煙者のほぼ半数が、再び喫煙を始めている
・喉頭を除去した喫煙者のうち、その40%が再び喫煙を始めている
・禁煙を強く望み、最適な療法を受けている成人でも、1週間程度の禁煙に成功することができたのはそのわずか半数に過ぎない。ニコチン代替療法をやめた後では80%以上の人が禁煙に失敗している
・最近の主な研究では、少なくとも75~90%の喫煙者が、主要な公衆衛生機関が定義する依存の基準に該当する、との結論が出されている
世界中で多くの保健当局が同様の報告を行っており、その結論は明らかです。喫煙には依存性があります。」