踊る小児科医のblog

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「タバコの本数を減らせば害は減りますか?」=小学生の疑問に答える (3)

2015年01月07日 | 禁煙・防煙
 結論から言うと、害はほとんど減りません。禁煙するしかないのです。

 今すぐに禁煙する気はないけれど、健康のために本数を減らすという人がいます。確かに同じ喫煙者の中でも、1日に吸う本数が多いほど、あるいは吸っていた年数が長いほど、タバコによる病気や死亡のリスクは高くなるので、本数を減らせば少しはマシなように思えるのかもしれません。ただし、ここには大きな落とし穴があります。

 一日中我慢してガマンして、ニコチン切れの状態が続いてからタバコを吸うと、タバコが「よりおいしく」感じられ(錯覚)、ストレスが解消されて(これも錯覚)、自分にとって「なくてはならないものだ」という潜在意識が高められてしまい、結果的に禁煙することが難しくなる可能性が高いのです。

 しかも、そのようにしてニコチン依存症が強化されてしまうと、少ない本数で維持することができなくなり、結果的に元の本数に戻ったり、さらに吸う本数が増えてしまう可能性もあります。

 昔は本数を減らしながら禁煙するという方法をすすめる人もいましたが、今はむしろ禁煙が難しくなる「良くない方法」と考えられています。

 それに加えて、家族に対する受動喫煙の害もあります。タバコは1本でも有害ですので、受動喫煙をゼロにするには家族全員が禁煙するしか方法はありません。

「今の親の世代が一番喫煙率が高いと聞いて驚きました」=小学生の疑問に答える (2)

2015年01月07日 | 禁煙・防煙
 少し説明が足りなかったかもしれませんが、男性に関しては、今の高齢者が若かった頃の方がずっと喫煙率が高く、男性の約8割が吸っていました。この世代も年齢を重ねるにつれ禁煙する人が増えたのに加えて、喫煙者の方が早く亡くなる人が多かったために、現在は高齢者ほど喫煙率が低くなっています。また、若い人は喫煙防止教育の効果や、「タバコはダサい」と感じる人が増えてきたために、喫煙率が急降下しています。結果的に、皆さんのお父さんの世代(30歳代~40歳代)が最も喫煙率が高くなっています。特に青森県の父親世代は約55%もの人がタバコを吸っているので大きな問題です。(2011年の調査)

 女性の場合は話が別です。かつては高齢者の方が高めで、若い女性はあまり吸わなかったのですが、若い女性をターゲットにしたタバコ会社のマーケティング戦略が「成功」して、2000年ごろまで未成年や20歳代の喫煙率が上昇し続けました。その世代が皆さんのお母さんの世代(30歳代~40歳代)にあたります。その下の世代は男性と同じように喫煙率が下がっているので、やはり一番喫煙率が高い年代となり、特に青森県のお母さん世代は全国平均(約10%)の2.5倍も高い喫煙率なのです

 タバコによる死亡者数は、男性はすでにピークを越えてきましたが、女性は今後もまだ増えていくことが予想されています。受動喫煙を防ぐためにも、皆さんの親の世代の喫煙率を下げることが必要なのです。

八戸の交通事故多発交差点(H24&H25)三島神社・平中・馬場頭・四本松・旭ケ丘・沢里・沼館

2015年01月07日 | 地域・社会
平成25年の交通事故多発交差点(東奥日報調べ)
http://www.sonpo.or.jp/protection/kousaten/kousatenmap25/02/

ワースト1 三島神社入口交差点(八戸市)
ワースト2 県立図書館前交差点(青森市)
ワースト2 平中交差点(八戸市)
ワースト4 国道柳町交差点(青森市)
ワースト4 馬場頭交差点(八戸市)
ワースト4 四本松交差点(八戸市)

平成24年の交通事故多発交差点(東奥日報調べ)
http://www.sonpo.or.jp/protection/kousaten/kousatenmap24/02/

ワースト1 国道柳町交差点(青森市)
ワースト1 西バイパスフェリー埠頭入口交差点(青森市)
ワースト1 県立図書館前交差点(青森市)
ワースト4 古川交差点(青森市)
ワースト4 中央インター前交差点(青森市)
ワースト4 環7細越交差点(青森市)
ワースト4 東北石油北側交差点(青森市)
ワースト4 旭ケ丘団地入口交差点(八戸市)
ワースト4 馬場頭交差点(八戸市)
ワースト4 沢里橋西口交差点(八戸市)
ワースト4 沼館交差点(八戸市)