踊る小児科医のblog

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くじらバーガーは「腹立たしい悪趣味な宣伝行為」か

2005年06月25日 | ART / CULTURE
この問題は不毛な堂々巡りや一方的な非難におちいるだけなのでここではとりあげませんが、今回はタイミングとか「ハンバーガー」という一種の象徴的な食品であったこと、それが上手い具合にメディアで取り上げられたことで非難の対象になったのでしょう。

確かに「くじらバーガー」とは興味と食欲をそそられるアイデアだと思いますが、調べてみるとくじらハンバーグとかくじらの竜田揚げなどはくじら料理の簡単レシピ(くじらの〆谷商店-太地町)にも多数の料理のレシピとともに掲載されているし、シーフードシティ研究所(八戸市)の「まちかどミュージアム」でもくじら汁を100円で提供していたように、くじら料理は決して「腹立たしい悪趣味な宣伝行為」でないことは確か。「調査捕鯨は、鯨肉が結果的に食材として消費されており、その内実は商業捕鯨にすぎない」というのは、まあその通りかもしれませんが。
IWC総会:捕鯨支持国と反捕鯨国の溝埋まらず(毎日)

しかし、むこうはクジラやイルカは犬や猫と同じような「人間のお友だち」だと思っているので、殺して食べるなんて(かつて朝鮮人がそう思われていたように)野蛮人そのものだと思っている。かたや、あいつらは毎日牛や豚や鶏を日本人の何倍も(?)殺して食べまくっていて何が「クジラちゃんはお友だち」だと辟易している。実際にはそこまで極端ではなくある程度の理解は得られているのだと思いたい。以下省略しますが、資料として面白いので以下に引用して保存させていただきます。

このニュースで、函館に行ったら「くじらバーガー」を食べてみたいという人は倍増、お店にとっては名指しで非難されたことで大きな宣伝になったとも言えるのでしょう。。(^^;;

くじらバーガーを発売へ 北海道のファストフードチェーン店 (06/20 20:00)
ファストフードチェーンで販売される「くじらバーガー」=20日、北海道函館市(共同)
 北海道函館市のファストフードチェーン「ラッキーピエロ」(王一郎社長)は20日、新メニュー「くじらバーガー」の試食会を行った。23日から全10店舗で販売する。1個380円。
 調査捕鯨で捕ったミンククジラの肉を使用。高温で竜田揚げにし、軟らかく仕上げた。肉を納入する共同船舶(東京)によると、捕獲を禁止されていない小型クジラを使ったハンバーガーはあるが、ミンククジラの肉では初めてという。
 函館はかつての捕鯨基地。王社長は「最近はホエールウオッチングでクジラを見る機会が多いが、鯨食文化も大切にしたい」と話している。

「くじらバーガー」を非難 英国の動物保護団体 (06/25 08:47)
 ロンドンに本拠を置く動物保護団体WSPAは24日、北海道函館市のファストフードチェーン「ラッキーピエロ」がミンククジラ肉で作った「くじらバーガー」を発売したことに対し「腹立たしい悪趣味な宣伝行為にすぎない」と強く非難する声明を出した。
 声明は、国際捕鯨委員会(IWC)総会で日本の調査捕鯨拡大計画への反対決議が可決されたのと同じ週にこのバーガーが売り出された点を指摘。「(日本が主張する)調査捕鯨は、鯨肉が結果的に食材として消費されており、その内実は商業捕鯨にすぎない」と批判した。
 このハンバーガーは、ラッキーピエロが23日から1個380円で売り出している。

ラッキーピエロ、クジラとヒツジのハンバーガー発売へ。(Narinari.com)
ラッキーピエロ公式ホームページ
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Date: 2005-06-25 (Sat)  ラッキーピエロファンの皆様へ

この度Myバーガーアイデイアコンテストに多数のご参加、ご協力、応援を本当に有りがとうございました。
第1位 北海道ジンギスカンバーガー(北海学園大学 世良ゼミチーム様発案)
第2位 くじらバーガー(東京都 共同船舶(鯨捕鯨団) 大川敏弘様発案)
これら2つのバーガーを、お約束通り商品化させて頂きました。
沢山のマスコミ取材、反響等があり、私共も大変有り難く存じております。
私共、ラッキーピエロは、食を通し、神様から与えられた沢山の動植物の尊い生命を頂きながら、この私達の生命を生かさせて頂いていると考えております。
それ故、食材として使わせて頂く豚、牛、鳥、魚、植物等の尊い生命を活かし、感謝するため、毎年2月第3月曜日に供養祭と称し、スタッフ一同、心からの感謝をもって供養にあたり、この仕事をさせていただいております。
コンテストに入賞した羊、クジラに致しましても、同様に頂いている生命を大切に活かす意を忘れずに商品づくりにあたっております。
これが、私共ラッキーピエロの変わらぬ感謝の精神であり、皆様と共に、この生命をいきいき、幸せに、そして、お口の中からもっとの幸せをと励む所存でおります。
皆様の応援にも勿論の事、大いなる感謝を込めコメントと致します。

ラッキーピエロ代表 王一郎
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Date: 2005-06-21 (Tue) ジンギスカンとクジラ仲間入り

函館市内・近郊のハンバーガーショップチェーン、ラッキーピエロ(王一郎社長)は23日、新メニューとして「北海道ジンギスカンバーガー」と「くじらバーガー」写真はこちらを10店舗で発売する。各店1日20食の限定販売。
「MYバーガーアイデアコンテスト」と題し、4月中旬から1ヶ月にわたり全国から公募。528品の応募の中から10品に絞り、5月下旬から2週刊、店頭とインターネットで投票を受け付けた。応募総数は8322票。このうち最多得票だった、北海学園大世良ゼミチームの「北海道ジンギスカンバーガー」(1742票)と、第2位の東京都在住、会社員の大川敏弘さん(37)の「くじらバーガー」が商品化された。「北海道ー」はコレステロールの低さに目をつけ、同ゼミで徹底的に議論。地元らしさを引き出すために考案されたという。1個350円。一方、「くじらー」の具は、ミンククジラの赤身部位を竜田揚げにしたもの。クジラの豊かな漁場をもつ函館に、鯨文化を浸透させようと考え出された。1個380円。王社長は、「こんなに反響があるとは思わなかった」と驚きの表情。「開発した人たちの思いを胸にどんどん販売していきたい」と新商品のヒットに願いを込めていた。 函館新聞記事より

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