「八戸市民病院に4月から女性外来」とうことが報道されています。月2回でそれぞれ2名ずつ、しかも次回からは振り分けて紹介するだけで継続しないという外来でどの程度の意味合いがあるのかわかりませんが、一方で県内の産婦人科医療がこれまでの体制で維持することができなくなり(1月13日:青森県南の公的病院産婦人科、再編へ)、全国的にも産科医が不足して病院への派遣ができなくなっている状況で(産婦人科医:117施設でゼロ 大学に派遣依頼の病院)、本来求められている産婦人科医療の充実ではなく、思春期~妊娠・分娩~更年期・老年期までの女性のからだと心の専門家である産婦人科医師(特に男性産婦人科医師)をないがしろにした風潮で「女性のことは女医でなければ」などというのはいかがなものか?という意見もあります。女性外来の趣旨はわかりますが、一種の流行としてお飾りのようにとらえていないか、市議会で議員から質問があり市から答弁があって設置した経緯も踏まえて、少し勉強しつつウォッチングしてみたいと思います。
女性外来については、これまでも見聞きしたりしていましたが、参考に下記サイトをあげておきます。
女性医療ネットワーク
女性総合外来 ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック
女性外来については、これまでも見聞きしたりしていましたが、参考に下記サイトをあげておきます。
女性医療ネットワーク
女性総合外来 ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2005/0227/nto0227_6.asp
県主催の「女性専用外来を考えるフォーラム」が二十六日、八戸市のユートリーで開かれた。市民や医療関係者ら約百五十人が参加し...(全文はリンク先記事をご覧下さい)
八戸市立市民病院(三浦一章院長)は十一日、青森県南で初めて「女性外来」を開設した。女性特有の病気や悩みなどの相談を受ける外来で、完全予約制。六月までの予約は既に埋まっており、七月分の予約は五月一日から受け付ける。
県内では昨年度までに、青森市や弘前市、黒石市にある六つの病院が女性外来を設置している。同病院は県内七番目、県南初の開設となる。
女性医師に悩みなどを打ち明け、不安解消や治療のきっかけとするのが狙い。プライバシーに配慮し、外来患者の少ない場所に診察室を用意した。
診療日時は、毎月第二、第四月曜日の午後三時三十分から同四時三十分までの一時間。一般外来と同じく保険が適用される。診療は一人につき三十分間で、眼科医長の斉藤桂子医師と高屋敷アイ子看護師が担当する。
診療室内には観葉植物やコチョウランなどが置かれていた。斉藤医師は「大切なのは患者さんの話を聞くこと。相手が話しやすい雰囲気づくりを心掛けたい」と語った。
高屋敷看護師は「不安そうな表情だった女性が、先生と話しているうちにほっとしたような顔に変わっていた」と外来初日を振り返った。
六月末までは、斉藤医師と高屋敷看護師の二人が対応する。同病院医事課の接待隆敏課長は「万が一の際に備え、今後はほかの女性医師、看護師も加えた複数人体制を検討していきたい」と話した。
【写真説明】
八戸市立市民病院に設置された女性外来診察室