母子手帳が保存されていて手元にあるので、チェックしてみた。クラシカルなデザイン。
百日咳、ジフテリア、ポリオ(急性灰白髄炎)、種痘(天然痘)、BCG(結核)の5種類しかない。
DPTじゃなくDPの二種混合。破傷風はない。
麻疹、風疹もない。
ポリオは3回。(接種欄は4回まである)
この3回目だけ別のページに「生ワク」と書いたハンコが押されているので、2回目までは不活化ワクチンだったのかも。3回目の昭和39年(1964年)が生ワクチン定期接種開始の年。
・ポリオ 1960年 不活化ワクチン勧奨接種
1961年 生ワクチン緊急投与
1964年 生ワクチン定期接種
種痘があって、BCGは皮内接種だというのも歴史を感じさせる。4カ月でBCGを接種している。
赤ちゃんの結核検診で全員に(?)間接撮影をしている。
・BCGが経皮接種(管針法)になったのは1967年
・天然痘が根絶されて種痘が中止になったのは1976年
接種欄には腸チフス・パラチフスなんてのもあるが、もちろん接種してない。(当時の制度がよくわからないが)
ちなみに、
・麻疹 1966年 不活化・生ワクチン併用(任意)
1969年 弱毒生ワクチン単独接種(任意)
1978年 定期接種開始
・風疹 1977年 定期接種開始(中学生女子)