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2020年までの風疹排除を目標に設定 厚労省・風疹小委

2014年01月24日 | 予防接種
#やっと風疹の「排除」という目標が決まったようですが、本来なら麻疹と一緒でなければならなかった。しかも、まだ具体的な方策が打ち出されていないよう。麻疹のような中高生へのキャッチアップではなく、成人への無料接種が絶対的に必要なのだが。(というかそれしか方策はない)

20年までの風疹排除を目標に設定 ― 厚労省・風疹小委 ―

 厚生労働省の「風しんに関する小委員会」(委員長=五十嵐隆・国立成育医療研究センター総長)は1月22日、「風しんに関する特定感染症予防指針(案)」の取りまとめに向けて議論し、委員長一任とすることで了承した。

 同指針案は厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の予防接種基本方針部会と同感染症部会にされた後、パブリックコメント募集などを経て3月に告示され、4月から適用される予定となっている。

 同日の会合では、同指針の目標設定が論点になった。当初の事務局案では「可能な限り早期に風しんの排除を達成するとともに、先天性風しん症候群(CRS)の発生をなくす」とされていたが、委員から具体的な期限を設定すべきとの意見が相次いだ。議論の結果、2012年の世界保健総会で世界6地域のうち5地域において20年までの風疹の排除達成が目標に掲げられていることや、20年の東京オリンピックで国外から多くの来訪者を迎えることを踏まえ、「早期にCRSをなくし、20年までに風しんを排除する」を委員会のコンセンサスとすることになった。

 CRS児への医療・保育などの提供については独立した項目を設けた。小森貴委員(日本医師会常任理事)から「事務局案では情報提供に終始しているので、手厚い支援制度を構築することを明記すべき」と指摘されたことを受け、五十嵐委員長は「どこかに書き加える方向で検討する」と引き取った。

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