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【SPEEDI】福島県「データ大きくて消去」もウソだろうが、15日朝からの情報は受け取っていた

2012年03月22日 | 東日本大震災・原発事故
SPEEDI隠蔽に関しては、どれもこれもウソだろうという前提でみていった方が良い。どこまで口裏を合わせているのかも判然としないが。
原子力安全技術センターは無実を証明するために本当の事を言っていると思う。

この「容量が大きすぎて消してしまった」などというのはコメントするのも阿呆らしくなる。。

福島県が拡散予測消去 当夜から受信5日分(2012年3月21日)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032190070832.html

問題は、これがもし本当だとしても、15日朝からの情報は受け取って知っていたわけだ。当日に飯舘村~福島市方面の汚染が起きる可能性が高いことも。

県の担当者は「送られてきたデータは二十キロ圏の範囲で、既に圏内の住民は避難した後だった」と釈明しているが、前のentryに書いたように、20km圏をはみ出して、夕方から夜にかけてこの方面に流れるシミュレーションは出ていた。(ただし、文科省のSPEEDIのページではどのファイルが何時に出たものかわからないので前後関係の確認ができない)



>県は「予測は役に立たない」として、その後も送られたデータを
>公表せず、市町村にも知らせなかった。

この日、文科省では大臣・幹部が「とても公表できない」と判断している。
このあたりの関係や、誰がどういう判断を行ったのかも、全て薮の中だ。
国と県で全く独自にそれぞれ「公表しない」と判断したとは考えにくい。15日であれば連絡は普通にとれたはずであり、謀議して隠蔽を決めたと考えるのが普通だ。
どうしてこれが捜査の対象とならないのか。法治国家としての体をなしていない。

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