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H23日医母子保健講習会報告1「妊娠等に関する相談窓ロ事業について」

2012年03月23日 | こども・小児科
平成23年度母子保健講習会
平成24年2月19日(日) 東京都 日本医師会館
メインテーマ「子ども支援日本医師会宣言の実現を目指して-6」

講演
1)妊娠等に関する相談窓ロ事業について
      寺尾俊彦(日本産婦人科医会会長)

 児童虐待は増加の一途を辿っており、特に関係機関の関与のない日齢0日児、月齢0ケ月児の虐待死への対策が急務である。未受診妊婦の周産期死亡率は1970年と同等で、胎児虐待と言っても過言ではない。

 虐待死事例の多くに「望まない妊娠・出産」が関与していることから、日本産婦人科医会では平成23年より標記の事業を開始し、相談窓口の入り口として産科医療機関を位置づけ、要保護児童対策地域協議会(子どもを守る地域ネットワーク)と連携して虐待死ゼロを目指している。

 受付、診察等におけるチェックリストをマニュアルに掲載し利用しているが、支援が必要な特定妊婦(児童福祉法)の抽出や虐待予備軍というレッテル貼りのためではなく、悩みに共感しながら対応し、悩みを解消していくことが目的である。

(この文章は講習会出席報告のために書かれたもので、文責は当方にあり、要約の内容が演者の意図を十分に反映していない可能性があります。八戸市医師会報に掲載予定)

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