あれから5年、ということでメディアで特集が組まれてたりしていますが、残念ながら全く興味が持てなくなっています。日本国内だけでなく世界中で、虐待や飢餓や感染症、そして何よりも戦争で子どもたちの命が失われないような世の中を残していく義務があるとは思うのですが、無力感が募るばかりです。
しばらく前にどこかに「ポスト小泉が安倍政権になったら本気でこの国から逃げ出すことを考えないと」と書いたことがありました。その時にはまさか自民党内でまともなバランス機構が働いてそんな羽目にはならないだろうと高を括って書いたのですがが、その「まさか」に向けて雪崩落ちることになろうとは。。(自民党総裁選のニュースはできるだけ見ないようにしています)
『ウィキペディア(Wikipedia)』によると2001年(平成13年)にはこんなことがありました。
筋弛緩剤点滴事件、ブッシュ大統領就任、えひめ丸事件、芸予地震、Mac OS X発売、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)開業、小泉内閣発足、池田小児童殺傷事件、『千と千尋の神隠し』、花火大会歩道橋将棋倒し 、第19回参議院議員選挙、歌舞伎町ビル火災、東京ディズニーシー開園、アメリカ同時多発テロ事件、アフガニスタン侵攻、iPod発表、インターネット博覧会(インパク)閉幕、『ハリー・ポッターと賢者の石』、高橋尚子ベルリンで世界新、日本シリーズヤクルト優勝(×近鉄)、愛子内親王誕生、蟹江ぎん、三波春夫、トーベ・ヤンソン、ジョージ・ハリスン、加藤シヅエ、朝比奈隆死去。
すっかり忘れていたり、遠い昔のことだと思っていたり、もう5年もたったのかと感じるものもあり、人の記憶や感覚というのがいかにいい加減かわかります。
上記に追加ですが、同じ年に八戸市では市長選で初めて公開討論会を開催し、第1回南部道楽千年祭も開催されました。ともに最初から関わってきたことですが、現在は一歩離れた立場から間接的に参加させていただいています。その後、新幹線開業(2002年)とか木村知事辞職(2003年)とかいろいろありました。私自身も、手をつけておきながら中途半端で投げ出してしまったことが多々あり、周囲に迷惑をかけたりしました。
5年前に愛子ちゃんが生まれ、今年になって新親王が誕生したことも、世の中の動きとは本来関係ないのですが、なにやら象徴的のように思えなくもない。(?)
この5年間で、個人的にも社会的にも、それなりに良かったこと進歩したことがあったのも確かですが、全体としては希望が失われ、できるだけ無関心を装うようにして趣味や個人の楽しみなどに逃避しながら、息をひそめるようにして毎日を暮らすようになってきたように思えます。それでも小泉政権が終わればもう少し「国民の幸せ(GNH)」を第一に考えるような国や政府になるのではないかというかすかな希望もあったわけですが、それもはかない夢となりました。
どうしてあの人が首相になったら今よりマシになると思えるんだろう。
不思議でなりません。
5年前の小泉旋風のときにも私は総裁選の段階から終始批判し続けてきましたが、大体予想したような(あるいはそれをはるかに越える)5年間となってしまいました。
その道を変えさせる機会は何度もあったはずです。たとえばイラク戦争後の混乱と虚偽発覚、たとえば米大統領選、たとえば郵政選挙、あるいは靖国問題にせよ、年金や医療改革法案にせよ、いずれも現在の結果を選択したのは国民なわけで。
今回の自民党総裁選にしても、最有力と目される「あの人」が過半数を超える支持を集めていて、それも女性に人気なのだそうな。
安倍氏は日本版ネオコンの領袖―上野千鶴子氏インタビュー(2006/09/11 JANJAN)
やっぱり逃げ出そうかな~。しかし借金も子どもの学校も仕事もある小国民にはそんなことは不可能で、こんなところにこんな危険な文章を書き散らしたりせずに大人しく息をひそめているしかなさそうです。
ここまで書いたところで、
アニメ「おじゃる丸」原案者、マンションで飛び降り自殺
とのニュースを知りました。
「おじゃる丸」の方は2001年よりも3年古く1998年秋放映開始とのことですから、今年で8年になるところでした。
そういえば、おじゃる丸についてこのブログの前身のBBSで話題になったことがありましたが、作者自身は「まったりと」一生を過ごすことができなかったようです。
個人個人の事情については詮索するものではありませんが、自殺大国ニッポンの中で、人気アニメの原作者という一見すると成功者にみえる方が、40代の人生の曲がり角を上手く曲がることができなかったのか。考えさせられます。
合掌。
しばらく前にどこかに「ポスト小泉が安倍政権になったら本気でこの国から逃げ出すことを考えないと」と書いたことがありました。その時にはまさか自民党内でまともなバランス機構が働いてそんな羽目にはならないだろうと高を括って書いたのですがが、その「まさか」に向けて雪崩落ちることになろうとは。。(自民党総裁選のニュースはできるだけ見ないようにしています)
『ウィキペディア(Wikipedia)』によると2001年(平成13年)にはこんなことがありました。
筋弛緩剤点滴事件、ブッシュ大統領就任、えひめ丸事件、芸予地震、Mac OS X発売、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)開業、小泉内閣発足、池田小児童殺傷事件、『千と千尋の神隠し』、花火大会歩道橋将棋倒し 、第19回参議院議員選挙、歌舞伎町ビル火災、東京ディズニーシー開園、アメリカ同時多発テロ事件、アフガニスタン侵攻、iPod発表、インターネット博覧会(インパク)閉幕、『ハリー・ポッターと賢者の石』、高橋尚子ベルリンで世界新、日本シリーズヤクルト優勝(×近鉄)、愛子内親王誕生、蟹江ぎん、三波春夫、トーベ・ヤンソン、ジョージ・ハリスン、加藤シヅエ、朝比奈隆死去。
すっかり忘れていたり、遠い昔のことだと思っていたり、もう5年もたったのかと感じるものもあり、人の記憶や感覚というのがいかにいい加減かわかります。
上記に追加ですが、同じ年に八戸市では市長選で初めて公開討論会を開催し、第1回南部道楽千年祭も開催されました。ともに最初から関わってきたことですが、現在は一歩離れた立場から間接的に参加させていただいています。その後、新幹線開業(2002年)とか木村知事辞職(2003年)とかいろいろありました。私自身も、手をつけておきながら中途半端で投げ出してしまったことが多々あり、周囲に迷惑をかけたりしました。
5年前に愛子ちゃんが生まれ、今年になって新親王が誕生したことも、世の中の動きとは本来関係ないのですが、なにやら象徴的のように思えなくもない。(?)
この5年間で、個人的にも社会的にも、それなりに良かったこと進歩したことがあったのも確かですが、全体としては希望が失われ、できるだけ無関心を装うようにして趣味や個人の楽しみなどに逃避しながら、息をひそめるようにして毎日を暮らすようになってきたように思えます。それでも小泉政権が終わればもう少し「国民の幸せ(GNH)」を第一に考えるような国や政府になるのではないかというかすかな希望もあったわけですが、それもはかない夢となりました。
どうしてあの人が首相になったら今よりマシになると思えるんだろう。
不思議でなりません。
5年前の小泉旋風のときにも私は総裁選の段階から終始批判し続けてきましたが、大体予想したような(あるいはそれをはるかに越える)5年間となってしまいました。
その道を変えさせる機会は何度もあったはずです。たとえばイラク戦争後の混乱と虚偽発覚、たとえば米大統領選、たとえば郵政選挙、あるいは靖国問題にせよ、年金や医療改革法案にせよ、いずれも現在の結果を選択したのは国民なわけで。
今回の自民党総裁選にしても、最有力と目される「あの人」が過半数を超える支持を集めていて、それも女性に人気なのだそうな。
安倍氏は日本版ネオコンの領袖―上野千鶴子氏インタビュー(2006/09/11 JANJAN)
やっぱり逃げ出そうかな~。しかし借金も子どもの学校も仕事もある小国民にはそんなことは不可能で、こんなところにこんな危険な文章を書き散らしたりせずに大人しく息をひそめているしかなさそうです。
ここまで書いたところで、
アニメ「おじゃる丸」原案者、マンションで飛び降り自殺
とのニュースを知りました。
「おじゃる丸」の方は2001年よりも3年古く1998年秋放映開始とのことですから、今年で8年になるところでした。
そういえば、おじゃる丸についてこのブログの前身のBBSで話題になったことがありましたが、作者自身は「まったりと」一生を過ごすことができなかったようです。
個人個人の事情については詮索するものではありませんが、自殺大国ニッポンの中で、人気アニメの原作者という一見すると成功者にみえる方が、40代の人生の曲がり角を上手く曲がることができなかったのか。考えさせられます。
合掌。
なぜ、壁に突き当たったとき、「自殺」なのでしょうか。私には自殺が理解できないんです。
http://www3.nhk.or.jp/anime/ojaru/
>自殺が理解できない
私もよくは理解できませんが、自分が誰からも必要とされていない存在であると感じて、最後まで辛うじて支えていたつっかい棒が外れてしまうと、自殺につながってしまうのでしょうか。
人生を複線で生きている人は、挫折にも強い。
単線だと、壁にぶち当たって脱線すると、どこにも進めず戻れず、世の中に居場所がなくなってしまう。
虐待やDVなんかとも、どこかで繋がっている問題じゃないかと感じていますが、自殺についてちゃんと勉強したことがないのでよくわかりません。