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子宮頸がんをワクチンで予防 HPVワクチン接種開始へ

2009年11月27日 | 予防接種
 若い女性で急増している子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンが欧米から大きく遅れて国内でも承認され、近日中に接種開始となります。詳しくは次号で。ヒブと共に定期接種化が望まれます。

 ◇ 接種対象:10歳以上の女性(11~14歳に強く推奨)
 ◇ 接種方法:1回0.5mlを3回(初回、1ヶ月後、初回の6ヶ月後)
 ◇ 接種料金:任意接種(全額自己負担)、料金は未定

 なお、子宮頸がんは喫煙でも2倍以上リスクが高くなり、喫煙+HPVで相乗的に高まることがわかっています。乳がんも閉経前女性の喫煙者で約4倍、受動喫煙でも2倍以上高くなることが判明しており、子宮頸がん、乳がん、いずれもタバコによって若いお母さんの命が脅かされているのです。

◎ 新しい予防接種情報まとめ …日本脳炎は定期、他は任意接種(自費)
1)ヒブ(Hib)ワクチン 2009年1月より。2ヶ月から。4回~1回。
2)日本脳炎ワクチン 2009年7月再開。3歳から。組織培養型と従来型。
3)新型インフルエンザワクチン 2009年11月より。
4)HPVワクチン 2010年1月頃より(予定)。10歳以上の女性。3回。
5)小児用肺炎球菌ワクチン(PCV7) 2010年春(予定)。 4回~1回。
(院内報より)

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