新しい勤めが始まってから朝5時半に起床する生活になった。それまで夜行性動物のような暮らしだったので、今は時差ぼけのような心持ちがしている。まだ何時に起床するのがよいのか固まっていないのだが、夜型の生活から朝型の生活に転換しないといけないのは確かなことだ。しかし、主に活動する時間帯が変化するだけで活動時間が長くなったり短くなったりするわけではない。もちろん1日が24時間であるというのも変わらない。それでも、一日のなかでできることの中身が変化するように思われる。やはり平日の昼間が比較的自由に使えると活動の選択肢は広くなる。人にとって夜は帰巣する時間であるらしく、商店や各種施設の多くは夜になると活動を止めてしまう。自ずとそういう社会で生活する自分にとっての選択肢も狭くなる。自分個人にとっては24時間の配分をどうするかというだけのことなのだが、それが社会のなかの自分という視点になると、自分を取り巻く世界の活動の影響も受ける。朝三夜四と朝四夜三はどちらも七なのだが、同じ七ではないのである。