自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

飾り棚製作開始

2010年03月28日 15時10分45秒 | 日曜大工

前回の設計に従い、飾り棚の新調に取り掛かりました。
全体の完成サイズは2340mm×1200mm×250mmです。
材料は15mm厚、250mm巾、長さ1820mmのラジアタパインの集成材です。

上下2分割で製作を進めるため、まずは下部からです。
下部の完成サイズは巾1200mm、奥行き250mm、高さ625mmです。

まず材を必要な大きさに裁断し、トリマー(12mmビット)で組み立て用の溝とホゾを作っていきます。
組立てはホゾ組み(接着剤止め)と一部のネジ止めで行います。

天井と底板と中間の棚板です。

Img_6829

次は高さ625mmの側板の内側部分です。

Img_6830

飾り棚の右側に取り付けるロッドスタンドの底板と中間のロッド受けもジグソーで裁断しました。

Img_6828

背面の補強材用の切り欠きを天板と2枚の棚板に入れて裁断は終了です。

次はペーパー掛けです。 80番で荒く欠けて、ノコギリやジグシーの刃の後を消していきます。 その後、150番のペーパーで全体を均します。 300番のペーパーでの仕上げは組立てが終わってから行います。

いよいよ組立てです。

まず、天板に左右の側板を取り付け、冶具で直角を保ち、ボンドの乾燥を待ちます。
速乾性の木工用ボンドなので、2時間くらいでだいだい乾燥します。

次に一番下の棚板を組みます。
これも冶具でしっかりと固定して直角を出します。
念のために、サシガネを当てて直角を確認します。 OK!
写真は上下が逆さまになった状態で、裏側から見たところです。

Img_6831

裏側には補強用の桟4本を取り付ける切り欠きがあります。
この桟は15mm×30mmの材を使いますが、棚板のたわみ防止、兼、壁への固定、兼、飾り棚部分の可動式の棚(3mm厚のアクリル板)受けの取り付け用です。
表から見るとこうなります。(あまり変わらない・・・)

Img_6833

下の写真は天板の上面に彫った3mm×3mmの溝です。

Img_6832

これもトリマーで彫りました。
ここには、飾り棚部分の前面のアクリル板が嵌るようになります。
障子の敷居と同じです。
但し、スライドはせず、はめ込んで固定です。
この方が密閉性がよく、埃を完全にシャットアウトでき、地震の際にも簡単には外れません。

今日は寒さに耐えかねて、ここまでにします。 何せ全て屋外のウッドデッキでの作業なので・・・。

ここまでで1.5日

次の工程は、仕上げのペーパー掛けと、背面の桟の取り付け(ここはボンド+ネジ留め)です。
その次がオイルステインでの塗装です。
(塗の粉は使いません)

完成は梅雨入り前頃でしょうか。

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飾り棚の新調 ~設計編~

2010年03月14日 20時51分39秒 | 日曜大工

プラモの完成品の収納スペースが足りなくなってきたので、
今年の春から夏に掛けて、飾り棚 兼 書棚 兼 ロッドスタンドを新調(自作)する計画です。

まずは設計からです。

設置場所に合わせて、外形の寸法を決めます。(単位は全てcm)
高さ234、巾120(ロッドスタンド部分込みで145)、奥行25
奥行きの25は1/48のレシプロ単発機と収納したい本の大きさ、設置場所の関係からこれ以上出っ張らせたくない、材料の寸法の3つの要素から割り出した数字です。

これだけの大きさになると、地震の時のことを考えて、壁に固定式(つまり「作りつけ」方式)とします。

次に材料となる材木ですが、
反りの無さと、寸法の均一性、強度、価格の面から考えて15mm厚、25×182のラジアタパインの集成材とします。
飾り棚部分の埃除けは、これも地震の時の安全性と価格を考えて、3mm厚の押し出し製法のアクリル板に決定です。

棚の割り振りは、下から、

袴8cm
1段目は本棚で高さ31、A4バインダーが収納可
2段目はDVD用で高さ20
ここまで下部部分です。
この上に分割式の上部が乗ります。
飾り棚部分は高さ56.5の上下2段分割
この56.5の高さの中に3mm厚のアクリルの棚板が何枚か入ります。
埃除けのアクリル板を前面に設置するのは、この飾り棚部分だけにします。
飾り棚部分はLED(又はハロゲン、又は極細の蛍光管)の照明を付ける予定です。
飾り棚の上は
高さ20のDVD用棚が1段と、高さ30の本棚が1段
これで、棚板の厚さを加えて全高234です。
(最上段の高さ30部分は木製の扉を付けることも考え中)

この棚の向って右側に25×25で同じ高さのロッドスタンドが付きます。
この棚と天井の間に15cmの隙間ができるので、この部分もロッドを横にして収納できるようにします。

飾り棚部分の収納力は1/48のレシプロ単発機で50~60機は楽々です。(罪はそれ以上にありますが・・・)

この設計で材料費は照明代も入れて全部で25000~30000円程になります。

集中して進めれば正味3~4日の工数ですが、実際には週末3回ってところでしょう。

これが完成すると、前回自作した飾り棚は1/48の重爆専用になり、6機の収納が可能になります。

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プラモ撮影スタジオの新造

2009年09月06日 19時01分58秒 | 日曜大工

今まではプラモデルの完成品の撮影は「ダンボールスタジオ」でやっていました。 50cm×40cm×40cm位のダンボール箱(実は引越しの時に使ったもの)の2面を切り取って、内側にカレンダーの裏紙を取り付けただけの簡単なものでした。 現在完成品ギャラリーに掲載している写真は全部これで撮ったものです。

こいつの欠点は「小さいこと」と「奥行きの融通が利かないこと」と折り畳めないために「かさばる」ことでした。 なんか上手い方法はないものかと予てから思案していたのですが、遂に理想に近いものを新造することができました。

きっかけは、妻の買い物のお供でホームセンターへ出かけた時のこと。

インテリアコーナーにあった「ロールスクリーン(窓に付ける布製のブラインド)」なるものを見つけ、巻き上げたり、垂らしたりしていじくっているうちに「ピカッ!」と閃きました!

5秒か10秒のうちに見る見るイメージができ、あっと言う間に頭の中に設計図ができあがりました。

値段を見ると90cm巾で1180円!安い!色も4色もある!(アイボリー、グレー、水色、黄色)

製作決定! なんせホームセンターですから、その場で必要な材料を買い揃え、材料費は全部で2000円少々。

材料は例のロールスクリーン(アイボリー)1個、90×45cmの2mm厚のベニア2枚、18mm角/180cm長のラワン角材3本だけです。 蝶番などの小物は自宅のジャンクパーツの中から調達です。

制作方法は至って簡単。 ベニアと角材で90×45と90×40のパネルを2枚作り、これを蝶番で繋ぎ、90×45のパネルの端っこにロールスクリーンを取り付けるだけです。

製作時間は4時間程度。

これがスクリーンを全部巻き上げた状態。 2枚のパネルが適当な角度で止まるように紐で連結してあります。

Img_5857

これがスクリーンを下ろして撮影する時の状態。

Img_5858

巾90cm、奥行き40cm弱のスタジオの出来上がりです。

艦船モノなど、奥行きが必要な場合には90×45のパネルをもう一枚作り、手前に継ぎ足せばOKです。 スクリーンの長さは充分にあるので問題ありません。 スクリーンの取り外しはワンタッチで簡単にできるので、色違いのスクリーンを買い足せばプラモの色によって背景色を変えることも簡単です。

最後に折り畳んだ状態。

Img_5856

折り畳んだ時の厚さは10cm足らずなので、クローゼットの中のちょっとした隙間に収納できます。 底面にあたるパネルの奥行きが5cmくらい短いのは、折り畳んだ時にロールスクリーンの部分を逃がすためです。

早速撮影してみました。 初モデルはミッキー君です。

Img_5859

うぅ~ん、充分でしょ。 あとは照明のあて方なんかを工夫すればバッチリでしょう。

なんで、こんな簡単なことを何年間も思いつかなかったのか・・・・??

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